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 KDDI(au)は2013年10月2日、スマートフォンの冬商戦向けモデルを発表した。使いやすさを重視してLG電子とKDDIが共同開発した5.2型の「isai」、2070万画素のカメラを搭載した「Xperia Z1」など6機種をそろえた。「WiMAX 2+」の無線LANルーターを利用しているユーザーに対して月額980円を割り引くプランなどサービス面も強化した。

 isai LGL22は5.2型液晶を搭載しながら幅72mmと小型にしたスマートフォン。ニュースやSNSなどの最新情報を読みやすく並べる独自のユーザーインタフェースを採用した。Xperia Z1 SOL23は2070万と高画素のカメラを搭載した5型のスマートフォン。そのほか、5.7型と大画面の「GALAXY Note3 SCL22」、IGZO液晶と3000mAhの大容量バッテリーを備える「AQUOS PHONE SERIE SHL23」など6機種をそろえた。タブレットでは、10.1型で519gと軽量の「ARROWS Tab FJT21」を発表した。

 スマートフォン用の周辺機器として、GALAXYシリーズと組み合わせると、メールなどの通知を受け取れる腕時計型のデバイス「GALAXY Gear」も発売する。

 サービス面では、同社のスマートフォンとUQコミュニケーションズのWiMAX 2+を利用しているユーザーに対して毎月の料金から最大980円を割り引く「auスマートバリュー mine」を発表した。

 発表会では、同社が800MHzのプラチナバンドで75MbpsのLTEサービスを提供していること、人口カバー率が97%で今年度末に99%にすることなどを改めてアピールした。「本当に地方に行ってもつながる。体感して欲しい」(田中孝司社長)と訴えた。

 10月下旬から一部で下り最大150Mbpsのサービスを開始することも公表した。当初は千葉県の木更津近辺の一部エリアで開始し、その後、郊外で対応エリアを拡大していく。150Mbpsの対応機種は今回発表した新製品。通信には2GHz帯の周波数を使う。従来は10MHz幅で75Mbpsだったところ、2倍の20MHz幅の周波数帯を使うことで高速化する。該当エリア内ではiPhone 5以降でも高速化が期待でき、約100Mbpsで通信できるという。