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 矢野経済研究所は2013年10月22日、2012年の国内BtoCスマートフォン・コマース市場規模は8450億円との調査結果を発表した。今後も堅調に成長し、2013年に前年比59.4%増の1兆3469億円、2014年に同51.6%増の2兆413億円、2015年には同30.7%増の2兆6677億円と、2兆円を超える規模になる見通し。

 同社によると、パソコン経由の国内EC市場は7兆円規模(経済産業省のデータなどをもとに試算)で、うちモバイル端末経由の購買比率は分野により平均20%前後。スマートフォンの普及に合わせてモバイル経由の購買比率が増えており、例えばアパレル系では既に30%を超える業者もあるという。今後も国内EC市場はパソコン経由からスマートフォン経由への移行が進むと予測している。

 スマートフォンの普及は、オフライン小売市場のEC化も促進。パソコン向けよりスマートフォン向けを優先してECサイトを開発するケースも増加している。このほかにも、フリーマーケットやオークションといったCtoC系ECサービスなどの新規市場が創出される一方、フィーチャーフォンでの音楽配信や着メロ、着うたなど、ネットワークのオープン化によるWeb系サービスとの競合などで市場が縮小しているジャンルもあるという。

 また、スマートフォン・コマースの利用経験は、性別・年代で大きく傾向が分かれた。利用比率が高かったのは「女性20代」が74%、「女性10代」が55.0%、「男性30代」と「女性30代」がともに50.0%で、性別では女性の方が積極的に利用していた。