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 セイコーエプソンとエプソン販売は2013年11月6日、GPS機能付き腕時計「WristableGPS(リスタブル・ジーピーエス)」の新製品「SFシリーズ」4機種を発表した(写真1写真2)。価格はオープンで、15日から順次発売する。ランニング人口やマラソン大会が増加して関連市場が拡大している中で、練習や大会時の動きを正確に記録して上達を目指す市民ランナーに訴求する。

 SFシリーズは、いずれも従来機の約2倍に当たる約30時間継続してGPS電波を受信して位置情報を記録でき、たびたび充電する手間を省ける。自社製のGPSチップと計測アルゴリズムによって、ビル街や山間部などGPS電波が乱れやすい場所でも高精度で位置と標高を記録できるという。日本版GPS人工衛星「みちびき」の電波も受信できるため、日本国内では走行開始時に従来より速く現在位置を測位できる。

 最上位機種の「SF-710S」(15日発売、実勢価格3万5000円前後)と「SF-510T」(同、実勢価格3万円前後)は、「ストライドセンサー」(加速度センサー)を内蔵。GPS電波が届かないトンネル内などを走る時でも記録を続けることができる。「タップセンサー」を内蔵しており、走りながら液晶画面をタップするだけで計測開始や一時停止などの操作ができる。

 ストライドセンサーやタップセンサーなどを省いた廉価版の「SF-310G」(15日発売、実勢価格2万5000円前後)と、色違い(白)の「SF-310W」(2014年1月中旬発売、同)も発売する。

クラウドサービスでランニング履歴を管理

 4機種とも、内蔵のBluetooth 4.0か、付属のクレードルでパソコンなど外部機器と接続できる。エプソンが運営する無料のクラウドサービス「NeoRun」にアップロードしてデータを管理。走行タイムを確認したり、Googleマップ上で走行した経路を振り返ったりする使い方ができる。「GPX」(GPSの位置情報をデータするためXMLベースの標準データ形式)でデータを出力して、他のランニング関連ソフトウエアを使って詳細な分析をすることもできる。

 11月15日にiPhone/iOSに最適化したNeoRunアプリもリリース予定で、Bluetoothからスマートフォンに無線接続して記録データをやりとりする使い方にも対応する。Android版アプリは2014年春以降に提供する。

 エプソンは2012年8月にGPS機能付き腕時計分野に新規参入しており、今回の新製品は第2弾に当たる。第1弾の「SSシリーズ」はバッテリー寿命やGPS性能などの点がSFシリーズに及ばないが、実勢価格2万円前後からと安価であるため、エントリーモデルとして今後も継続販売する。