PR

 米連邦巡回控訴裁判所は現地時間2013年11月18日、米Appleと韓国Samsung Electronicsの特許係争に関して、AppleのSamsung製品差止請求を退けた米カリフォルニア州北部連邦地方裁判所に審理の差し戻しを命じた。

 Appleは2011年4月に、複数のSamsung製品が同社特許およびトレードドレスを侵害しているとして提訴。連邦地裁は2012年8月、Samsungによる特許侵害行為を認め、同社に10億5000万ドルの損害賠償支払いを命じた(関連記事:AppleがSamsungとの特許侵害訴訟で勝利、損害賠償は10億5000万ドル)。

 その後Appleは特許およびトレードドレス侵害のあった26機種のスマートフォンおよびタブレット端末について恒久的販売差し止めを請求。しかし2012年12月17日に連邦地裁がAppleの請求を棄却したため、Appleは上訴していた。

 今回控訴裁は、デザイン特許とトレードドレスの侵害に関する差止請求の棄却判断は支持したものの、ユーティリティー特許に絡む請求棄却は無効だとして、再審理を行うよう地裁に命じた。対象のユーティリティー特許には、米国特許番号「7,469,381」(バウンススクロール特許)、「7,864,163」(タップ・トゥ・ズーム特許)、「7,844,915」(ピンチズーム特許)が含まれる。

 なお10億ドル超の賠償額に関して、そのうち約4億5000万ドルについて見直すことを連邦地裁は2013年3月に決定した(関連記事:Apple対Samsungの特許侵害訴訟、米連邦地裁が10億ドル超の損害賠償額を見直しへ)。今月再審が始まっており、Apple側はSamsungが3億8000万ドル以上を支払うべきだとし、Samsung側は5200万ドルを主張している(米Forbesの報道)。

[発表資料(PDF文書)]