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 2013年11月23日と24日の両日、“30時間でモバイルデバイス向けゲームを作る”イベント「PlayStation Mobile GameJam 2013 Winter」が行われた。7月に開催されたイベントに続く、2回目の開催となる。主催はデジタルハリウッドで、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)が協賛社として、会場で技術サポートを行うなど運営協力した。

 同イベントの参加者は、PlayStation Mobile(PSM)のSDKを活用し、今回のテーマである「スタート」に沿ったゲームをチーム単位で開発した(写真1)。PSM SDKは、無料で入手可能なパブリッシャーライセンスがあればだれでも取得できる。PlayStationの開発は、従来であればNDA(秘密保持契約)が必要だったが、スマートフォンを含むモバイル機を対象としたPSMはオープン化され個人でもゲームタイトルを制作できるようになったため、今回のようなイベントが実現した。

 今回のイベントの目玉企画は、ゲーム開発企業の代表者4人(アクワイアの遠藤琢磨氏、ノイジークロークの坂本英城氏、ビサイドの南治一徳氏、ムームーの森川幸人氏)がゲスト参加し、ほかの参加者と同様、30時間でゲーム開発したこと(写真2)。

 4人の頭文字をとった「チームM.E.N.S.4」が開発したのは、画面に隠された10個の星を画面上の音の波紋を使って探し出すゲーム「スタートォ」(スタート+10)。楽器を鳴らすと現れる波紋が隠れた星に当たると、波紋が止まる。これを繰り返すことで、星の所在が分かる(写真3)。

 4人はゲームを披露しただけでなく、制作したグラフィックスやサウンドの数、さらには開発の考え方や役割分担などを紹介した。参加者は、その膨大な開発量に圧倒された様子だったが、同じ部屋・同じ条件でプログラムを開発したことは代えがたい経験になったはずだ。

 さらに、SCEJAのサポートチームも、開発サポートの傍ら、月のうさぎに杵を届けるゲーム「Tortoise Flip」(トータス・フリップ)を開発した。月にロケットが到達すると、「トータス」の文字がひっくり返り、「スタート」になるという企画だ。

 審査員4氏(デジタルハリウッド大学大学院学長 杉山知之氏、デジタルハリウッド大学 准教授 香田夏雄氏、アクティブゲーミングメディア 大阪本社 営業マネージャー 伊藤雅哉氏、SCEJA パブリッシャーリレーション部ディベロッパーリレーション課 多田浩二氏)による審査の結果、優勝したのは、登校前の女子高生の忙しさをすべて詰め込んだゲーム「One Button JK」(写真4)。2位は微生物が人間に進化する過程をゲーム化した「Life Born」。3位は、戦いたくない魔王が部下から逃げまくるゲーム「まおうなんてやりたくない!」だった。「Life Born」は、同イベントに運営協力したアクティブゲーミングメディアが提供するPLAYISM賞と、チームM.E.N.S.4が提供した社長賞も受賞した。