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 野村総合研究所(NRI)は2013年11月27日、2018年度までの国内を中心とするICT主要4市場(「デバイス市場」「ネットワーク市場」「プラットフォーム市場」「コンテンツ配信市場」)の規模とトレンドの予測を発表した()。

表●国内のICT市場規模予測(一部世界市場を含む)
表●国内のICT市場規模予測(一部世界市場を含む)
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 デバイス市場では、2014年度に国内におけるスマートフォンの個人普及率が59.5%と半数を超えるという。一方、眼鏡型や腕時計型など身に着ける端末(ウエアラブル端末)の登場により、新たな市場が生まれると予測。ウエアラブル端末の国内販売台数は2013年度の23万台から、2018年度には475万台と約20倍に拡大する見込みだ。

 ネットワーク市場では、スマートフォンの普及や無線通信の高速化により、固定ブロードバンド回線市場は今後縮小していくという。大きな成長が見込める分野としては、さまざまな機器が通信機能を備えて相互に接続するM2M(マシン・ツー・マシン)を挙げた。国内のM2M市場規模は2013年度時点では2377億円だが、2018年度には1兆円を超えると予測。電力などのエネルギー関連やセキュリティ関連の領域が、M2M市場を大きくけん引するという。

 プラットフォーム市場では、BtoC(企業対消費者)向けのEC(電子商取引)市場が年率10%以上の成長を続け、2013年度の11.5兆円から2018年度には20.8兆円に達するとした。また、クラウドを使って個人向けに安価でECサイトを構築できるサービスが登場しており、個人や中小企業の出店が増加。ネットやリアル店舗を問わず、すべてのチャネルで商品やサービスを販売する「オムニチャネル」化が進むと予測した。

 コンテンツ市場では、コンテンツ配信で今後成長するのはスマートフォンとタブレット向けで、その他は成熟から衰退へ向かうという。電子書籍・雑誌・新聞の市場規模は2013年度の1729億円から、2018年度には約5000億円まで成長すると考える。動画配信市場は、2013年度に1159億円とようやく1000億円を超える見込み。2018年度には放送市場の約5%に相当する1632億円に達するが、1600億円程度で頭打ちになるとしている。

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■変更履歴
表中の「電子雑誌・新聞」2018年度および年平均成長率の数字が誤っていたため、表の画像を正しいものに入れ替えました。お詫びして訂正します。 [2013/12/02 18:45]