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 2013年12月1日まで開催している「東京モーターショー2013」の企画展「SMART MOBILITY CITY 2013」で、トヨタ自動車とNTTドコモがそれぞれ、ドライバーとコンピュータが音声で対話することで運転を支援する「パーソナルエージェント」を展示している。

 トヨタとドコモのエージェントは、見た目の画像こそ異なるものの、共通点が多い。

 まず、運転中のドライバーに安全に情報を提供するため、音声対話型のエージェントを用意している(写真1、2)。記者はドコモの特設ブースで体験してみたが、音声認識を使ったエージェントとの会話はスムーズだった。

 例えば、目的地までのルートで局地的な雷雨が予想される場合。エージェントが先回りして、ルート変更を音声で推奨してくれる。それに対する返答も、もちろん音声でいい。エージェント側ではあらかじめ天候情報を読み込んで、行き先まで快適なドライブができるように促してくれる。

 トヨタはこのエージェントの仕組みをクラウドを使って提供すると説明している。エージェントを実現する“知能”は車の中にはなく、クラウド上の情報インフラ「TOYOTA SMART CENTER(トヨタスマートセンター)」に個別のエージェントとして集積する。ドライバーの要望を予測してサービスを提供したり、危険を回避したりするように働きかけてくれる。

 TOYOTA SMART CENTERには各ドライバーが通るルート履歴から通行した時間、よく行くガソリンスタンド、好みの音楽までが情報として蓄積されていく。そのため、エージェントとの対話は「いつもの~」というやり取りだけで、その多くが完結できてしまう。なお、エージェントの一部の機能は今後、トヨタの純正ナビゲーションシステムに導入される予定だ。

 先ほどのエージェントとは違うが、ドコモは同じ展示ブースで、ルームミラー型の「ドコモ ドライブネットインフォ」を展示している(写真3)。これは2013年12月中旬にもスマートフォン向けに提供を開始するカーライフ支援サービスの進化系で、2014年度中にも提供を始めたいとするものだ(関連記事:ドコモとパイオニアがスマホの音声操作でカーライフ支援、自動車向けクラウド基盤を活用)。

 このサービスも、音声操作が特徴になっている。ドコモの「しゃべってコンシェル」技術を使って音声意図解釈技術や音声合成技術を開発。ノイズが大きい車内でも、音声で操作や情報のやり取りをできるようになっている。

 画面はルームミラーの右側3分の1ほどに表示される。使わない時はスイッチを切って、ワイドミラーとして使える。