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 英Kantar Worldpanelが現地時間2013年12月2日に公表したスマートフォン市場に関する調査結果によると、米Appleの中価格帯スマートフォン「iPhone 5c」を購入した米国の消費者は、そのほぼ半数がライバルメーカーの端末からの乗り換えだったという。これに対し上位機種の「iPhone 5s」はその80%がiPhoneの旧機種からの買い替え。5cは、これまでAppleの顧客でなかった消費者を引きつけ、韓国Samsung Electronicsや韓国LG Electronicsなどのライバルから顧客を奪っているという。

 Kantar Worldpanelによると、世界のスマートフォン市場では米Googleの「Android」が依然として首位のOSとなっている。例えば2013年8~10月の欧州5カ国を合わせた市場(英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン)におけるAndroidの販売台数シェアは70.9%。これに対しiPhoneのiOSは15.8%だった。

 ただしAppleが新たに市場投入したiPhone 5sと5cは一部の国では好調という。とりわけNTTドコモが初めてiPhoneのサービスを始めた日本では、10月のiOSのシェアが76.1%に達した。米国でも10月のシェアは52.8%と高い水準。iPhoneは携帯電話会社の販売補助金が少ないイタリアやドイツでは苦戦しているが、英国では3対1の比率で5sが5cを上回っており、好調に推移しているという。

 Kantar Worldpanelによると、5sと5cが登場したことで、iOSのシェアは世界のほぼすべての市場で前月から上昇した。ただし、今のところ2012年に市場投入されたiPhone 5ほどのシェア上昇効果は出ていないと指摘している。

 2013年8~10月のiOSのシェアを国別で見ると、最も高かったのは日本の61.1%。iOSは米国(40.8%)、オーストラリア(35.0%)、英国(28.7%)でも高いシェアを持っている。なおこのうちiOSがAndroidのシェアを上回ったのは日本だけだった。Androidのシェアは日本では36.2%にとどまっている。

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