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 「サーバー側のセキュリティ対策だけを考えたアプリを1つ作ればいいので管理が楽になる。端末側で細かなセキュリティを実装したり、多数の端末の状態を監視したりする必要がない」(チェン社長)。ただし、かかってきた電話を受けられないなど、スマートフォン/タブレット端末としての機能は制限される。

 現在、トレンドマイクロドイツ法人が使い勝手を高めるための開発作業を進めており、ドイツから順次各国に投入する。機密情報を扱う企業内アプリや、口座番号などを端末に残さない仕様のネットバンキングアプリなどへの応用を想定している。

格安SSLサーバー証明書でも攻勢

 大三川彰彦取締役副社長(写真3)は2014年の日本市場での事業展開について説明した。特に注力する分野として、「Windows Server 2003サポート終了(2015年7月、関連記事)を見据えたクラウド型セキュリティサービスの販促」「Amazon Web ServicesやWindows Azureなどクラウドコンピューティング環境におけるセキュリティ問題への対策支援」「他社製品より安価なSSLサーバー証明書の一般提供」などを挙げた。