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 日本情報科教育学会が2014年7月19~20日に開催した第7回全国大会プログラムで、韓国の高麗大学校が「タンジブルブロックを利用した授業展開」を発表し、電子ブロックを用いたプログラミング学習のデモンストレーション授業を行った(関連記事:日本情報科教育学会、「Maker教育」に舵切る韓国など日中韓の取り組み報告)。

 タンジブルブロックは、手に触れたりポーズをとったりといった体の動きを使った操作方法である「タンジブル・ユーザー・インタフェース」を採用した電子ブロックで、コマンドの機能を持つブロックをつなげていくことで簡単なプログラミングを直感的に体験・学習できる(写真1)。

写真1●電子ブロックを組み合わせてプログラミングを学習するタンジブルブロック。中央黒のボックスが電源、その右側にプログラム(点を描画、上に1コマ移動、点を描画)のブロックを配置し、左側のLED画面にプログラムの実行結果を描画している
写真1●電子ブロックを組み合わせてプログラミングを学習するタンジブルブロック。中央黒のボックスが電源、その右側にプログラム(点を描画、上に1コマ移動、点を描画)のブロックを配置し、左側のLED画面にプログラムの実行結果を描画している
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 高麗大学校の研究チームは教育用のプログラミング言語であるScratchと第1世代のタンジブルブロック「A-Bricks」を用いて、ロボットの移動経路をプログラミングする実験を実施し、評価結果を比較した。小学1年生を対象に行ったこの実験では、理解度ではScratchが、簡便性と楽しさについてはタンジブルブロックが高いスコアを示したという。またタンジブルブロックを用いた場合のエラー数は、Scratchの半分程度に収まったという。

 デモンストレーション授業で用いたのは第2世代のタンジブルブロック「B-Bricks」で、約4cm角の正方形LED表示器のような外観をしている(写真2)。左右に他のブロックとの接続コネクターを持ち、コネクター周辺部の形状を工夫していることと、磁石を埋め込むことで、正しく機能する方向にだけブロックが接続できるようになっている。

写真2●ブロックの俯瞰写真。「結果出力ブロック」と「命令ブロック」は上部にLED画面を配置している(左)。「命令変更ブロック」と「命令伝送ブロック」は上部に操作用のボタンを配置している(右)
写真2●ブロックの俯瞰写真。「結果出力ブロック」と「命令ブロック」は上部にLED画面を配置している(左)。「命令変更ブロック」と「命令伝送ブロック」は上部に操作用のボタンを配置している(右)
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