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 オープンストリーム(旧アクシスソフト)は2014年7月28日、オフコンの業務アプリケーションをリッチクライアントに変換し、スマートフォン/タブレットやパソコンから利用できるようにする開発ツールキット「Biz/Block for POWER-i」を発表した。リッチクライアントソフト「Biz/Browser」をオフコンに対応させるオプションという位置付け。2014年9月末に販売開始/出荷する。

 Biz/Block for POWER-iは、リッチクライアントソフトのBiz/Browserを使ってオフコン(IBM i)の業務アプリケーションをリッチクライアント化するための開発ツールキットである。典型的な業務画面を実装した画面テンプレート集や画面開発用のUI(ユーザーインタフェース)部品、オフコン接続用のライブラリー、などで構成する。これを使うと、CUI画面(5250端末エミュレータ画面)をWeb化できるだけでなく、Excelのようなリッチな画面からオフコンのデータにアクセスできるようになる。

 前提となるBiz/Browserは、WebシステムでありながらExcelのようなリッチなGUI画面を実現できる(関連記事:リッチクライアント「Biz/Browser」のiPad版が出荷開始)。画面とロジックを記述した独自のスクリプトファイルをHTTPでやり取りする仕組みによって、汎用のWeb画面(HTML+JavaScript)よりも操作性が高い画面/帳票を実現する。ソフトウエアは、スクリプトの開発環境「Biz/Designer」(無償)と、クライアント機の上でスクリプトを実行するランタイム環境「Biz/Browser」(有償)で構成する。

 同社は2014年2月から、Biz/Browserのスクリプト開発を支援する開発ツールキット「Biz/Block」を販売している(関連記事:リッチクライアント「Biz/Browser」にテンプレート集、開発環境は無償化)。業務画面や通信処理などのアプリケーション開発で使う部品をテンプレート化したライブラリー集である。今回のBiz/Block for POWER-iはBiz/Blockの機能上位版に位置し、オフコン用の業務アプリケーションをWeb化/リッチクライアント化するための開発ツールキットという位置付けになる。

 オフコン接続用のライブラリーは、Javaプログラムからオフコンにアクセスするための標準クラスセットである「IBM Toolbox for Java」に含まれるPCML(Program Call Markup Language)を呼び出す。PCMLはIBM iのプログラムの入出力定義情報をXML形式で記述したものであり、PCMLに書かれた情報を元にJavaからオフコンのデータを取得できる。

 Biz/Block for POWER-iの価格(税別)は開発中につき未定だが、「Biz/Blockの価格である50万円よりも高いが、Biz/Blockとあまり変わらない価格にする。100万円はしない」(オープンストリーム)としている。2014年末にはBiz/Block for POWER-iを強化し、5250端末エミュレーター画面をBiz/BrowserのWeb画面にコンバートする変換ツールを出荷する予定である。これにより、CUI画面のコンバートだけならコーディングせずにWeb化できるようになる。