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 アセンテックは2014年8月6日、USBメモリー型シンクライアント製品の新版「Resalio Lynx Smart V2.2」(写真1)を発表、同日販売を開始した。新版では、OS/ソフトウエアのバージョンアップしたほか、ハードウエアとなるUSBメモリーを刷新した。価格(税別)は、1本当たり1万2000円。

 Resalio Lynx Smartは、USBメモリー型のシンクライアントである(関連記事:アセンテック、VMware View Clientも使えるUSBメモリー型シンクラを販売)。任意のパソコン(x86)にUSBメモリーを装着した状態で電源を投入し、USBメモリーからOSをブートさせて利用する。ブートOSはLinux(Ubuntu 12.04)で、起動後に出てくるメニューから立ち上げたいシンクライアントソフトの種類を選んで利用する。VPN接続のための各種のVPNクライアントソフトも含んでいる。

 新版ではまず、OSとシンクライアントソフトを最新のものにバージョンアップした。具体的には、Linuxカーネルを3.2から3.11に入れ替えた。これにより、接続可能なパソコンのカバレッジ(カバー範囲)が広がった。一方、シンクライアントソフトはそれぞれ、(a)「Remmina 1.0.0」(Windows標準のRDP)、(b)「Citrix Receiver v13.0」(Citrix ICA/HDX)、(c)「VMware View Client 2.2.0」(PCoIP/RDP)にバージョンアップした。

 ハードウエアプラットフォームであるUSBメモリー部分も刷新した。新たに採用したUSBメモリーは、ハギワラシスコムの「UDRW」である。従来版で採用していた他社製のUSBメモリーと同様に、以下の二つの領域を用いてセキュリティを確保している。(1)一つは、読み取り専用で、OSがCD-ROMドライブとして認識する「CD-ROM領域」である。(2)もう一つは、OSからは見えない「秘匿領域」である。

 (1)のCD-ROM領域には、OSとシンクライアントソフトを格納している。読み取り専用の領域であるため、OSやソフトウエアの改ざんや変更ができないようになっている。一方、(2)の秘匿領域には、ログイン設定情報やユーザー情報などの機密情報を保存する。これにより、USBメモリーを紛失しても機密情報を漏洩させずに済む。