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 パラレルスは2014年8月20日、MacをWindowsパソコンとして使えるようにする仮想マシンソフトの新版「Parallels Desktop 10 for Mac」を発表した(写真)。26日に販売開始する。新版では主に、仮想マシンの機能や性能を高めたほか、仮想マシンが消費するストレージリソースを削減した。価格(8%消費税込み)は、8500円。開発会社は、米Parallels。

 Parallels Desktopは、Mac上で動作する仮想マシンソフトである。Mac OS XをホストOSとして、この上でWindowsを導入した複数台の仮想マシンを動作させることができる。MacにはWindowsを直接インストールできるが、Parallels Desktopのような仮想マシンソフトを利用することで、OSイメージ単位で扱えるようになるといった仮想マシンのメリットを享受できる。

 今回の新版では、仮想マシンの機能や性能を高めた。まず、1台の仮想マシンに割り当てられるCPUとメモリーを増やした。従来版のスペック(CPUコア8個、メモリー16Gバイト)から、新たにCPUコア16個、メモリー64Gバイトにした。より高負荷な用途に利用できるようになった。

 仮想マシンイメージの作成時には、他社の仮想マシンイメージ(VMware VMDKおよびHyper-V VHD)をParallels Desktop用に変換できるようにした。また、仮想マシンを実際の物理PCと同様に管理できるように、資産管理用のIDを運用できるようにした。さらに、仮想マシンのセキュリティを高め、仮想マシンへの接続を許可/禁止するUSBデバイスを指定できるようにした。

 仮想マシンイメージが消費するディスク領域を削減する機能群も強化した。まず、データの削除によって生まれた仮想マシンイメージの未使用領域を自動的に開放する機能を追加した。従来は、いったん確保したディスク領域の開放は手動で作業するしかなかった。さらに、仮想マシンのスナップショット機能を追加した。これにより、ディスク領域の消費を抑えつつ仮想マシンの複製を作成できるようになった。

 仮想マシンの動作性能も高めた。例えば、Windows上で文書を開く際のスピードを最大で48%高速化したほか、Office 2013の起動速度を、最大で50%高速化したという。一方で、バッテリー持続時間は最大で30%伸びたとしている。