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 日本教育工学会 第30回全国大会の2日目となる2014年9月20日には、初日に続いて、参加者が各分野の研究成果を披露した。

 熊本大学総合情報統括センターの中野裕司教授は、大学2年生を対象に実施している1000人規模のeラーニングの授業「情報処理概論」で、受講状況や成績などを分析した結果を発表した。

1000人規模のeラーニングの受講状況や成績などを分析した結果を発表した熊本大学総合情報統括センターの中野裕司教授
1000人規模のeラーニングの受講状況や成績などを分析した結果を発表した熊本大学総合情報統括センターの中野裕司教授
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 この授業は、7週間のオンライン学習とパソコン教室の端末での期末試験で構成している。受講する学生は、学内のパソコン教室からだけでなく、インターネット経由で自宅などからも学習できる。最初の7週間は、eラーニングのテキストで学習し、小レポートの提出、確認テストの受験を週ごとに繰り返す。また、日経BP社の教育機関向けコンテンツサービス「日経パソコンEdu」を利用して、テキストの内容に関連した記事を読んで学習を深められるようにしている。このほか、期末試験の前には、試験に備えるための練習用確認テストを公開している。この授業は、2012年度は1084人、2013年度は859人が受講した。

 中野教授によると、2013年度の授業では、97%の学生が、学外のアクセスポイント経由で授業ページにアクセスしていた。また、95%の学生が、学内と学外の両方からアクセスしていた。また、確認テストの締切になっている日曜日には、全受講者の半数がアクセスするという結果が見られた。最終成績の良い学生ほど、確認テストや練習用確認テストの受験回数が多いという結果になった。

小レポートや確認テスト、期末テストなどののべ受験者数の変化。確認テストの締切日になっている日曜日のアクセスが多い
小レポートや確認テスト、期末テストなどののべ受験者数の変化。確認テストの締切日になっている日曜日のアクセスが多い
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授業ページのアクセス数の時間による変化。深夜に学習している学生が多いことが分かる
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確認テストの受験回数と成績の関係。成績の良い学生ほど、受験回数が多い
確認テストの受験回数と成績の関係。成績の良い学生ほど、受験回数が多い
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