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 日本ヒューレット・パッカード(HP)は2014年11月6日、高密度サーバー「HP Moonshot System」向けのサーバーカートリッジ4機種を発表し、同日から販売を開始した。米HPが米国時間の2014年10月23日に発表したもので、ARMアーキテクチャのSoC(システム・オン・ア・チップ)を搭載する機種や米インテルのサーバー向けマイクロプロセッサー「Xeon」を搭載する機種などを追加した。これまで提供してきた2機種に加えて、搭載するマイクロプロセッサーが異なる合計6機種をそろえた(図1)。

図1●Moonshot Systemのサーバーカートリッジ
図1●Moonshot Systemのサーバーカートリッジ
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 Moonshot Systemは高さ4.3Uのシャーシに最大45個のサーバーカートリッジを格納できる高密度サーバーで、2013年4月に発表した(図2)。ビッグデータ解析やHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)、Webサーバーなどで低消費電力化と高性能化を両立するサーバーと位置付ける。こうした高密度サーバーにも、用途に応じて多様な要求があることから、HPは「特定の用途で性能を発揮するように設計」(日本HP エンタープライズグループ事業統括 HPサーバー事業統括本部 HPサーバー製品統括本部の宮本義敬本部長)したサーバーカートリッジの種類を増やす手段を採った(図3)。

図2●Moonshot Systemのシャーシ
図2●Moonshot Systemのシャーシ
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図3●用途を特化して開発したカートリッジを追加した
図3●用途を特化して開発したカートリッジを追加した
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 これまでHPが提供してきたのは、Webサーバー向けの「HP ProLiant m300」と、リモートデスクトップや画像処理に向ける「同 m700」の2機種である。前者はインテルの低電力CPUである「Atom」を集積したSoC「Atom C2750」を1個、後者は米AMDのCPUとGPUを混載したSoC「Opteron X2150」を4個搭載している。

 今回拡充したのは、(1)Webホスティング用途の「HP ProLiant m350」、(2)ビデオトランスコーディングやクライアント仮想化に最適な「同 m710」、(3)HPC向けの「同 m400」、(4)リアルタイムでのデータ解析や専用通信機器の代替に適した「同 m800」、である。