PR

 米Mozillaは現地時間2014年11月10日、オープンソースのWebブラウザー「Firefox」が2004年11月に誕生してから10周年を迎えたことを発表し、これを記念してFirefoxの10周年特別版をリリースしたことや、Web開発者向けエディションを新規公開したことなどをアナウンスした。

 Firefoxの10周年記念特別版は、プライバシー保護に配慮した新検索エンジン「DuckDuckGo」(写真1)および、最近の活動(履歴)を部分的に消去可能にする「忘れる(忘却)ボタン」(写真2)という二つの新機能を搭載する。これらを活用することで、「ユーザーが自分自身でオンライン生活を管理しやすくなる」(Mozilla)という。

 新検索エンジン(検索プロバイダー)のDuckDuckGoは、ユーザーが誰で何を検索しているのかといった情報を追跡することなく検索結果を提供する。他の検索エンジンでは検索結果を改善するために追跡機能を利用することがあるが、Mozillaは「追跡を認めるかどうかはユーザー自身が選択できるべきである」と主張している。

 忘れるボタンは、ユーザーの活動履歴を指定した時間分(5分、2時間、24時間から選択)だけボタン一つで消去可能にする機能だ。PCを家族と共有したり、友人に使わせたりする際に利便性とのバランスを取りながらプライバシーを守るのに役立つという。なお、特別版(特別リリース)というものの、どちらの新機能もFirefoxを最新版にアップデートするだけで利用できる。

 Firefox開発者向けエディション「Firefox Developer Edition」は、主にWeb開発者向けにWebページやWebアプリをデザインしたりデバッグしたりするのに役立つ開発環境およびツール類を標準で搭載したもの(写真3)。

 具体的には、Firefox開発ツールを他の主要なブラウザーエンジンへ接続し、クロスブラウザー/端末環境でのアプリ開発およびデバッグを可能にする機能「Valence」と、ブラウザー上あるいはFirefox OS端末上でWebアプリを直接開発・配布・デバッグできるツール「WebIDE」を本体に統合。その他「ページインスペクタ」「Webコンソール」「JavaScriptデバッガ」「ネットワークモニタ」など様々なツールを搭載している。