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 佐賀県教育委員会は2014年11月6~7日の2日間に渡り、「『先進的ICT利活用教育推進事業』成果発表会」を開催した。ICTを活用した教育を積極的に展開する佐賀県が、2014年度2回目の発表会として行ったもので、ICT活用の機会が着実に増えていることをうかがわせた。

 初日は、県内各高等学校で公開授業が行われた。その一つ、佐賀市の県立致遠館高等学校では、併設する中学校も含めて授業内容が公開され、多くのクラスで電子黒板を活用した授業が進められた。特に同高校を含め2014年度から全県立高校で生徒1人1台学習用パソコンが配布された1年生では、電子黒板とパソコンを組み合わせた授業も行われていた。

 数学の授業では、教師が提示した演習問題に対し、生徒が自分のパソコン上の「OneNote」に思考過程も含めて回答を記入。生徒の回答を電子黒板に表示し、教師がそれを批評しながら解き方を解説した(写真1)。

写真1●数学の授業では生徒がパソコン上に書いた解答を、無線LAN経由で電子黒板に表示させながら解説
写真1●数学の授業では生徒がパソコン上に書いた解答を、無線LAN経由で電子黒板に表示させながら解説
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 日本史では、歴史の流れの中での国の立場や狙いを生徒に考えさせ、パソコンでアンケートをとって電子黒板にその結果を表示させたり、そう考えた理由をOneNoteなどに書かせ、電子黒板に表示しながら発表させたりする授業が行われた(写真2)。

写真2●日本史の授業では、歴史の流れの中で国がどのような判断を行ったか、生徒に考えさせてパソコン上でアンケートをとった
写真2●日本史の授業では、歴史の流れの中で国がどのような判断を行ったか、生徒に考えさせてパソコン上でアンケートをとった
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 また家庭科では、家の見取り図を電子黒板とパソコンに表示し、高齢者にとって危険な箇所とその対策法を生徒に考えさせて画面に書き込ませ、生徒同士で議論させた(写真3)。

写真3●家庭科では家の見取り図上に、高齢者が暮らす上で危険な箇所を考えさせ、記入させた
写真3●家庭科では家の見取り図上に、高齢者が暮らす上で危険な箇所を考えさせ、記入させた
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 そのほかにも多くの授業で、教科書の中で強調したい部分を電子黒板と生徒のパソコンに同時に表示させることで、生徒の目を確実にその部分に向けさせる工夫が取り入れられていた。