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 フリービットは2014年11月17日、同社が手掛けるスマートフォン販売事業「freebit mobile」の基本通信速度を倍増させるなどサービスを拡充させると発表した。freebit mobileは2013年11月13日にサービスを開始し、ちょうど1年が経過したところ。単なるSIMカードの販売だけでなく、キャリアと同じようにスマートフォンを販売するビジネスは当時としては珍しかった。「格安スマホという表現は嫌いだが、当社のビジネスに他社が追随したことで広まった」(代表取締役社長の石田宏樹氏)。

 機能向上のポイントは大きく3つ。まず基本通信速度の倍増。これまで250K~300Kビット/秒だったのを500K~600Kビット/秒に増速する。さらにクラウド経由の通信の最適化を施すため「体感的には1M~1.2Mビット/秒になる」(石田氏)。次に動画やアプリのダウンロードの際に利用可能な「高速チケットオプション」を、従来の100Mバイト250円から1Gバイト300円に改訂する。この高速チケットを1日単位で一定量利用したり、月単位で一定量に限定するといった制約をユーザーが自由に設定できる。これを「マイプラン設定」と呼ぶ。「既存の各社が容量設定など事前に契約させていたのは、事業者の都合にすぎない。ユーザーが実際にその月、どれだけの通信量を使うかなどはわからないはずだ。この機能を使えば、どんな料金プラン相当の機能でも再現でき、ユーザーが自由に選択できる」(石田氏)。この高速化は同社の「SiLK Sense」という機能により、アプリ単位で適用できる。

 またPCとスマホでデータを連携させるためのアプリ「ONE」を正式に公開する。スマートフォンにある写真や音楽、動画、ファイルをPCから利用できるようにするもの。一見するとクラウドサービスでファイルを同期させる方式に似ているが、ONEではスマートフォンがサーバーとして動作する。このため、例えばスマートフォンで写真を撮影すると、その瞬間にPCからアクセスできるようになるという。

 こうした他社にはない新しい技術を盛り込めるのは「インターネットの技術を追求してきた会社だからできること。ハード/ソフトの垂直統合モデルで、中身までわかっているから確実に動作させることができる。単なるMVNOとは一線を画す」(石田氏)。同社の顧客満足度はほぼ80%を超えており、主な不満はアプリや動画のダウンロード速度だが、今回の改訂でその不満も解消できるとする。