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 「メモリボ」―。この、いっぷう変わった名前を持つデジタルグッズが2006年1月に登場して以来、意外とも言えるロングヒットを続けています。

 商品化したのは文具でおなじみのコクヨS&T。学生の必需品とも言える同社の単語カードをデジタル化したものです。単語カードなら昔使っていたという方も多いのではないでしょうか。

 もともとの単語カードは、小さな白い紙片の表に英単語や熟語を書き、裏に意味を書き込み暗記していくあの小さなカード帳のこと。100枚の小さな紙片をリングで綴じたものです。メモリボでは記憶装置としてUSBメモリーなどに搭載されているフラッシュメモリーという電子部品を使っていて、紙の単語カードでいうと20冊分、計2000語を”書き込む”ことができます。

 コクヨS&Tでは、当初この商品を学生向けと考えていましたが、実際には、20代後半の社会人から50代以上の中高年までの幅広い世代に支持され、同社にとっても予想外の広がりを見せています。発売してすぐ生産が追い付かなくなり、「商戦期に品切れになってしまった」(同社クリエイティブプロダクツ事業部リーダーの上田敬人さん)ほど。

 メモリボはUSB端子でパソコンに接続でき、パソコンから単語帳のデータを書き換えたり、書き加えたりすることができます。単語帳のデータは、付属のソフト「ソフトメモリボ」に用意されているほか、自分で作ることも可能です。

 この「自分で作れる」という点が、ヒットの大きな理由でしょう。単語帳のみならず、備忘録や住所録、中にはパスワードを入れている人もいるとのこと。カード1枚に、表裏合わせて96文字書き込めて、最大で2000のメモが入ります。

 上位機種の「メモリボダブル」では、単語カード以外に、1000文字びっしり書き込んだカードを400枚まで記憶できます。「メモリボパーク」という専用ホームページから様々なデータをダウンロードして使える点も魅力です。