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 2008年7月にアップルの「iPhone(アイフォーン)」が発売されました。アイフォーンは、元々同社の携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」から進化したものです。今回紹介するアイリバーの「D5」は、アイフォーン同様、携帯音楽プレーヤーがルーツの電子辞書です。

 まず驚かされるのは、電子辞書とは思えない小ささ。いわゆる名刺サイズなので、ふたを閉じれば、胸ポケットにすんなり入ります。このサイズの電子辞書は、かつてソニーから出ていましたが、同社が電子辞書事業から撤退してしまったため、D5は貴重な存在です。

 小さなボディーには、約1GBの辞書データが保存されています。ジーニアス英和大辞典、ジーニアス和英辞典、新明解国語辞典、オックスフォード現代英英辞典、7カ国語の旅行会話の辞書などに加え、会計、流通、金融、パソコンなど、ビジネスでも役立つ用語辞典など33のコンテンツが入っています。

 小振りなサイズだけに、文字の読みづらさが気になりますが、ズーム機能を使えば大きな文字で表示できます。もちろん、最近の電子辞書では標準的なネイティブによる発音機能を備えるほかパソコンで作ったテキストを転送して辞書を引きながら読むこともできます。

 携帯音楽プレーヤーとしても使えるだけに、サウンドに関する機能は充実しています。音楽は辞書を使っているときにも聴けます。FMラジオチューナーも内蔵しており、ラジオ番組を聴きながら辞書を引くことも可能です。「聴く」だけでなく、音声やラジオ番組を録音することもできます(録音中は、ほかの機能は利用できません)。

 さらに、アウトルックのアドレス帳や予定表と同期してD5に入れて持ち歩くこともできます。

 キーが小さい、スピーカーがなく音声をイヤホンでしか聴けない―不満な点がないわけではありませんが、名刺サイズで、音楽も楽しめてパソコンとも連携できる便利さは、それに勝る魅力と言えるでしょう。