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 CPUとマザーボードを交換したら、それまでの環境を使い続けることはできない。新しいCPU、マザーボード用ドライバーを組み込むなどの更新作業が必要になる。更新してもよいのだが、ハードのアップグレードを機に、OSもVistaへアップグレードすることにしよう。

 方法はいくつかあるが、フォーマットしたHDDもしくはパーティション(区画)に、Vistaを新規インストール(クリーンインストール)するのがお勧めだ。XPのドライブにVistaを上書きインストールする方法もあるが、新規インストールの方が不具合が出る可能性が低い。また、万が一、動作が不安定になっても再インストールが楽という利点もある。

 空きパーティションや追加したHDDにVistaをインストールし、従来のXPとデュアルブート環境も構築できる。しかし、この方法ではデュアルブートにするための「ブートマネージャー」がXP側に作られ、起動プログラムの一部がXPのパーティションにインストールされる。そのため、後でVistaに完全に移行したいとき、XPの環境をきれいに削除するのが難しくなる。単にXPのパーティションをフォーマットしただけでは、Vistaが起動しなくなってしまう。

 XPのデータを移行する場合、CPUとマザーボードを交換する前にデータを別パーティションに移しておくと簡単だ。ハードディスクには複数のパーティションを設定できる。あらかじめ、起動用とデータ用にパーティションを分けておくと、起動用のパーティションだけをフォーマットしてOSを新規インストールできる。必要なデータは別パーティションに保存しておけばよい。

 Vistaには「Windows転送ツール」という環境移行ツールが付属する。WindowsおよびOffice関連の環境データから「マイドキュメント」などに保存されているファイルまで、かなりの種類のデータを移行できる。まずはこのツールを使ってXPのデータを保存し、移行できないデータは手動で移せばよい。

Vistaの「Windows転送ツール」で環境データを保存(1)

VistaのインストールDVDを挿入すると、この画面が表示される。左下にある「別のコンピュータからファイルと設定を転送する」をクリックして、「Windows転送ツール」を立ち上げる。
VistaのインストールDVDを挿入すると、この画面が表示される。左下にある「別のコンピュータからファイルと設定を転送する」をクリックして、「Windows転送ツール」を立ち上げる。
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「Windows転送ツール」の起動画面。説明を読んで「次へ」をクリックする。
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終了させる必要のあるプログラムが発見された場合は、この画面が現れる。
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