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 富士通でパソコン事業の総指揮を執っているのが五十嵐一浩 経営執行役パーソナルビジネス本部長。日経パソコンの創刊25周年に当たり、これまでの25年間を五十嵐氏に振り返ってもらった。また、今後のパソコンの展望についても聞いてみた。

富士通の五十嵐一浩 経営執行役 パーソナルビジネス本部長
富士通の五十嵐一浩 経営執行役 パーソナルビジネス本部長

■この25年間を振り返って、印象に残っている製品は。

 いろいろあって困るが、富士通のパソコン事業の中で特に挑戦的だったのは89年に発売した「FM TOWNS」ではないだろうか。これはCD-ROMドライブを備える、マルチメディア用途向けのデスクトップパソコンだ。当時、ゲームや画像、音楽などのマルチメディアを扱うパソコンとしてはMacintoshが存在していたが、これ以外はなかった。国内メーカーはまだ手掛けていなかった。だから、富士通が他社に先駆けて、この製品を投入した。

 東京ドームを借り切って、FM TOWNSのイベントを開催するなど、当時としてはとても力を入れて販促活動を展開した。そういえば、当初は「マルチメディア」ではなくて「ハイパーメディア」と呼んでいた。

89年に発売した「FM TOWNS」
89年に発売した「FM TOWNS」