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 WebブラウザーはWebページを閲覧するためのソフト。Windowsには標準で「Internet Explorer」(IE)が付属するが、ほかにもいろいろな種類がある。最近、話題に上がるのは、最新バージョンの3がリリースされたMozilla Japanの「Firefox」だろう。これとノルウェーオペラソフトウェアの「Opera」、Macintoshでおなじみのアップルが開発した「Safari」が大御所だ(図1)。

図1 「Firefox」「Opera」「Safari」などのWebブラウザーがインターネット上で無償配布されている。いずれも上記URLからダウンロードできる。インストールしてもIEは消えないのでご安心を。TPOに応じてIEと使い分けられるのがポイントだ。Windows XPでもVistaでも使える
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乗り換えでないから気楽

 いずれも無償。インターネットからダウンロードして自由に利用できる。ポイントは、IEと一緒に使えること。複数のWebブラウザーをインストールして、サイトや用途に応じて使い分けられるのだ。極端な話、全部入れて試しに使ってみて、気に入らないものは以後使わなければいい。これがメールソフトと大きく違う点で、“乗り換え”ではないから気軽にトライできる。

 「でも、自分はIEで十分」──そう思っている方に、IE以外のWebブラウザーの魅力をお伝えするのが本特集の目的だ。結論から言うと、魅力は「処理速度」と「便利機能」に集約される。

 一般にWebブラウザーは、Webページの基となるデータ(HTMLなどと言う)を解析して画面を描画する“エンジン”の出来不出来で処理速度が異なる。図2は各種Webブラウザーで処理性能を計測した結果だが、Firefox 3、Opera、SafariはIEよりかなり速い。

図2 本誌2008年7月14日号ラボ「最新ブラウザー『Firefox 3』を検証」で行った処理速度テストの結果。左はWebページ(PC Onlineトップページ)の読み込み・表示に要した時間、右はWebページ上のプログラム(JavaScript)の実行に要した時間。いずれのブラウザーもIEより速い
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 「でも、表示する内容やパソコン環境によって違うだろう」──そう思った方は、ぜひご自分のパソコンで試してみていただきたい。それで日ごろの不満が解消すればよし。思ったより速くなければ、二度と使わなければいいだけだ。

 速度と同時に、見たいページが思い通りに閲覧できるかもチェックしたい。描画エンジンが違うと、同じWebページでもレイアウトなどが微妙に変わることがあるからだ。安定して動作するかもチェックしよう。

 なお、これらのブラウザーはIEのエンジンを使わず、独自エンジンを搭載するのが特徴だ(ほかにIEのエンジンを使うブラウザーも多い)。このため、圧倒的多数のIEをターゲットにした攻撃に強いというセキュリティ上の利点も大きい。