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笠羽 晴夫=アート・メディア評論家、元デジタルアーカイブ推進協議会事務局長

 前回は、アジア歴史資料センターを紹介した。次は、その主要基盤となっている国立公文書館を訪ねてみよう。国立公文書館の英語名「National Archives of Japan」で分かるように、諸外国でも単純にアーカイブといえば公文書館を指すことが多い。

 国立公文書館は、1971年7月に歴史資料として重要な公文書などを国の各行政機関から受け入れて保存し、一般の利用に供すること、そして、それらの有効活用を図るための調査研究を行うことを目的に設立された。その後、国の機関に対象を広げ今に至っている。比較的新しく整備されたこともあり、デジタルアーカイブに対する取り組みは行政機関の中では早く、その活用は公文書に対する一般の理解増進に効果があるものと考えられる。

 今回は、国立公文書館を訪ね、公文書専門官の八日市谷哲生氏に公文書の世界とデジタルアーカイブについて話を伺った。

 まず、トップページに入ってみると、目に飛び込んでくるのは、「今月のアーカイブ」という紹介コーナーであり、そして「公文書にみる日本のあゆみ」「歴史公文書探求サイト ぶん蔵」といったコンテンツだ。これらは、一般の利用者向けのデジタルアーカイブをもとにした、公文書入門のコンテンツという位置付けになっている。

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