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 ICレコーダーは会議や打ち合わせ、授業や講演などの録音に持っていると便利なグッズ。高音質化が進み、最近では楽器の演奏や鉄道の走行音、野鳥のさえずりなど、趣味の録音用にも広く利用されている。今回は各社から発売されているICレコーダーの中から、最新の注目製品をピックアップして紹介しよう。

今回取り上げるICレコーダー。左からオリンパス「DS-71」、三洋電機「ICR-PS603RM」、ソニーの「ICD-UX91」と「ICD-SX900」。左の3製品は2008年後半に登場したもの。ICD-SX900は2009年2月21日発売予定だ。
今回取り上げるICレコーダー。左からオリンパス「DS-71」、三洋電機「ICR-PS603RM」、ソニーの「ICD-UX91」と「ICD-SX900」。左の3製品は2008年後半に登場したもの。ICD-SX900は2009年2月21日発売予定だ。
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 ICレコーダーを選ぶ際に、まず注目したいのが録音方式。「リニアPCM(Linear Pulse Code Modulation)」対応モデルと非対応モデルに大きく分けられる。リニアPCMとは、音声のアナログ信号を非圧縮でデジタル化する方式のこと。ファイル容量はMP3やWMAといった圧縮方式での録音に比べて大きくなるが、より高音質で臨場感のある音が録れる。

 リニアPCM方式は音楽CDやDVDビデオでも利用されており、例えば音楽CDはサンプリング周波数44.1kHz、量子化ビット数16ビットで記録されている。サンプリング周波数とは、元のアナログ信号をデジタルデータにするために一定間隔でサンプルを採る頻度のこと。量子化ビット数とは、そのデータを何ビットの精度で読み取るかを示す値。サンプリング周波数が高く、量子化数が大きいほど元の信号を忠実に再現できる。

音声のアナログ波形をデジタル化するイメージ。サンプリング周波数、量子化ビット数ともに値が大きいほど原音に忠実な録音が可能になる。
音声のアナログ波形をデジタル化するイメージ。サンプリング周波数、量子化ビット数ともに値が大きいほど原音に忠実な録音が可能になる。
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リニアPCM対応でビジネスや学習にも使える

 今回紹介する新製品のうち、オリンパスの「DS-71」と三洋電機の「ICR-PS603RM」、ソニーの最新製品「ICD-SX900」はリニアPCMの録音方式に対応。DS-71とICD-SX900は音楽CDと同じサンプリング周波数44.1kHz/量子化16ビットで、ICR-PS603RMはサンプリング周波数48kHz/量子化16ビットで記録できる。このほかにも、サンプリング周波数96kHz/量子化24ビットに対応し、より音質にこだわったICレコーダーはある。しかし、メモリー非搭載で4万円前後するなど高価だ。また、製品によっては再生速度をコントロールする機能が無いなど、ビジネスや学習用途には使いにくいものもある。

リニアPCM対応のICレコーダーは、高音質を追求した製品と、普段使いの機能を重視した製品に大きく分けられる。上図では、リニアPCMに対応している製品については、サンプリング周波数と量子化ビットが同じ場合、同じ色の枠線で囲んだ。
リニアPCM対応のICレコーダーは、高音質を追求した製品と、普段使いの機能を重視した製品に大きく分けられる。上図では、リニアPCMに対応している製品については、サンプリング周波数と量子化ビットが同じ場合、同じ色の枠線で囲んだ。
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今回取り上げる4モデルは従来からあるICレコーダーの上位モデルという位置付けで、ビジネスや学習用途に便利な機能を多数搭載している。本体サイズがコンパクトで持ち運びやすいので、アイデアや企画などのメモ録り用として使うのも良さそうだ。
今回取り上げる4モデルは従来からあるICレコーダーの上位モデルという位置付けで、ビジネスや学習用途に便利な機能を多数搭載している。本体サイズがコンパクトで持ち運びやすいので、アイデアや企画などのメモ録り用として使うのも良さそうだ。
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 次の記事からは、スペック表だけでは分からない機能や使い勝手について、じっくりとチェックしていこう。