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 この春もデジタルカメラの新製品が登場した。人気のコンパクト機はさらに成熟が進み、高倍率ズームや防水など独自の魅力を持つ個性派モデルも増えている。本特集ではこの春のトレンドに加え、売れ筋製品の評価結果を紹介する。後半には購入に役立つスペックの読み方をまとめた。

 ここ数年のデジタルカメラの進化を見ると、売れ筋の薄型コンパクトモデルでは失敗写真を防ぐ技術の開発が相次いでいる。図1は、失敗写真を防ぐために、どんな技術が生まれて普及してきたかを示したものだ。

図1 ここ5~6年のデジカメの進化を見ると、失敗写真を防ぐ簡単・安心技術が主軸となっている。まず「手ぶれ補正」が登場し、続いて「高感度撮影」が浸透。2007年には「顔認識」が主流に。2007年後半から2009年にかけては「自動シーン認識」を備える製品が多数を占める状況になった
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 失敗写真を防ぐ技術の始まりは2003、2004年にさかのぼる。最初に失敗写真の原因で多かった「ぶれ」を防ぐ技術が登場。「手ぶれ補正(光学式)」機能に続き、被写体ぶれも抑える「高感度撮影」機能を備える製品が出てきた。

 次に登場したのが「顔認識」機能だ。カメラが人物の顔を認識して、自動的にピントや露出を最適化する。2006年から2007年にかけて一気に普及が進んだ。

 顔認識機能はその後、人物が笑顔になった瞬間に自動的にシャッターを切る「笑顔認識」や、複数人の中から特定の人物の顔を識別する「個人認証」へと発展する。