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数式やグラフにも応用できる10番文字

 「セルの中で改行したいんだけど、どうやるんだっけ」─職場で聞かれるExcelの質問ナンバーワンはこれではないだろうか。答えは「Alt」+「Enter」。セルを編集中に「Alt」キーを押しながら「Enter」キーを押すと、セル内で改行できる(図1)。

 では、このセル内改行の正体は何だろうか?

図1 セル内の文字を編集する際、改行したい位置をクリックしてカーソルを合わせ、「Alt」キーを押しながら「Enter」キーを押すと改行できる
図1 セル内の文字を編集する際、改行したい位置をクリックしてカーソルを合わせ、「Alt」キーを押しながら「Enter」キーを押すと改行できる
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CODEとCHARで10番文字を自在に扱う

 ベテランユーザーなら、テキストファイルの改行が画面では見えない特殊文字であることをご存じだろう。Windowsのテキストファイルでは、文字コードの13番と10番に相当する特殊文字2つを組み合わせて改行を表す。文字コードとはすべての文字に割り振られた番号で、プログラムはこの番号で文字データを処理している。

 では、セル内改行の文字コードは何だろうか。CODE(コード)という関数でそれを調べたのが図2だ。答えは10番。13番と10番ではなく10番文字1つで表すのがセル内改行の特徴だ。

図2 改行部分には文字コードが10番の特殊文字が入っている。A2セルの1行目を改行だけにして、CODE関数で先頭文字のコードを調べてみると確認できる
図2 改行部分には文字コードが10番の特殊文字が入っている。A2セルの1行目を改行だけにして、CODE関数で先頭文字のコードを調べてみると確認できる
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