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ローソク機能でウォーターフォールチャート

 ウォーターフォールチャートって、何じゃそりゃあ? 思わず奇声が上がるご質問を読者の方からいただいた。ウォーターフォールチャート(waterfall chart)なるグラフをExcelで作りたいのだという。う~ん、Excelで選べるグラフの種類にそんなものはない。

 調べてみたら、米国のコンサルティング会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーが編み出した図1のようなグラフらしい[注1]。「滝グラフ」ともいい、プレゼンテーションで威力を発揮するという。

図1 右端の最終的な収支に至るまでの収益(緑棒)とコスト(赤棒)の流れを滝グラフで追ってみた。サイト売却益がなければトータルで赤字だったことがはっきり読み取れる。円グラフや積み上げ縦棒グラフとはひと味違った趣がある
図1 右端の最終的な収支に至るまでの収益(緑棒)とコスト(赤棒)の流れを滝グラフで追ってみた。サイト売却益がなければトータルで赤字だったことがはっきり読み取れる。円グラフや積み上げ縦棒グラフとはひと味違った趣がある
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 構造は単純で、収益とコストそれぞれについて作った積み上げ縦棒グラフを横方向に展開・合成したような感じだ。収益があると緑棒を上へ積み上げるように描き、コストが発生すると赤棒を下へ向かって描く。緑棒では上辺、赤棒では下辺の位置がその時点における収支の累計を表している。その位置を基点として収益を上向きの緑棒、コストを下向きの赤棒で描くだけ。意外とシンプルだ。

 この滝グラフを使うと、さまざまな収益とコストによる収支の変化を明確に把握できる。例えば図1では、サイト売却益がなければトータルで赤字だったことが明々白々。なるほど、確かにこの種の分析やプレゼンでは積み上げ棒グラフや円グラフよりもいいかも!


[注1] 『マッキンゼー式 世界最強の仕事術』(イーサン・M・ラジエル著、嶋本恵美/田代泰子共訳、ソフトバンク文庫)より