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 ここ1、2年、利用者数を伸ばしてきたオンラインストレージサービスが、改めて注目を集めている。2012年4月、米グーグルが新しく「Googleドライブ」の提供を開始、米マイクロソフトも「SkyDrive」を機能強化し、本格参入してきたからだ(図1)。

 オンラインストレージとは、クラウド、つまりネットワーク上に自分専用のファイル保存領域を確保するサービス(図2)。ファイルをオンラインストレージに保存しておけば、会社のパソコンからでも、自宅のパソコンからでも、同じファイルにアクセスできる。USBメモリーのような物理的な記憶媒体の持ち歩きが不要になるほか、他人へのファイルの受け渡しもネットワークを介して瞬時に完了するなどメリットは多い。

●グーグルとマイクロソフトから有力オンラインストレージが登場
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●オンラインストレージはさまざまな端末から利用できる
図2 オンラインストレージは、クラウド上にファイルを保存できる仕組み。同期フォルダー、Webブラウザー、専用アプリなどを通して、さまざまな端末から同一のファイルにアクセスできる
図2 オンラインストレージは、クラウド上にファイルを保存できる仕組み。同期フォルダー、Webブラウザー、専用アプリなどを通して、さまざまな端末から同一のファイルにアクセスできる
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簡便かつ豊富な機能

 こうしたオンラインストレージで、従来、代表的なサービスと言われてきたのが米ドロップボックスの「Dropbox」だ。パソコン上のDropboxフォルダーにファイルを入れるだけで自動的にネット上の専用領域にアップロードしてくれる「自動フォルダー同期」など、簡便な使い勝手で人気を博してきた。

 GoogleドライブとSkyDriveはともに、Dropboxなどの先行サービスが提供してきた基本的なファイル保管機能を備えた上で、Office文書の閲覧・編集、Webサービスとの連携といった機能も加え、まさにオンラインストレージの決定版とも言うべき内容に仕上げてきた。クラウドにファイルを保存するという単一機能のサービスから、保存したファイルをさまざまに活用できる「総合オンラインストレージ」へ変化してきたとも言えるだろう。