F2A85-V PRO(AMD A85X)(Socket FM2)
メーカー:ASUSTeK Computer
問い合わせ先:テックウインド
実勢価格:1万4000円
※SPEC欄の「CPUクロック」「CPUコア電圧」は、BIOSで調整できる範囲です。これらの値は搭載するCPUによって変わります。
注目
◆CPUやメモリー無しでBIOSを更新できる「USB BIOS Flashback」を装備
◆4種類の映像出力端子を搭載し、最大3画面に出力可能
◆内蔵グラフィックスとボードを併用して性能を上げる「Virtu MVP」が付属
チップセットにAMD A85Xを搭載する最上位製品。Socket FM2プラットフォーム用のチップセットは3種類ある。Socket FM2の登場と同時に発表されたAMD A85Xの他に、Socket FM1用のAMD A75と同A55も引き続き使われる。A85Xは、制御できるSerial ATA端子の数が従来のA75の6個から8個に増えるなど、機能を強化した。
ユーティリティーは、「AI Suite II」が付属する。CPUや内蔵グラフィックスを自動オーバークロックできる「TurboV EVO」や、ファンの回転数をきめ細かく設定できる「Fan Xpert 2」といった定番機能の他に、スマートフォンやタブレット端末とPCを連携できる「Remote GO!」も備える。Remote GO!の機能は、Intel向けマザーボードが備える「Wi-Fi GO!」とほぼ同じ。スマートフォンやタブレット端末から、リモートデスクトップでPCを操作する、DLNAを介して動画を送受信するなどが可能だ。
同社の他の最新マザーボードが備える「USB BIOS Flashback」も搭載する。この機能は、CPUやメモリーを取り付けずPCとして動作しない状態でも、USBメモリーに保存したBIOS更新ファイルからBIOSを更新できる。手持ちのCPUが最新BIOSでないと動作しないような状況で役立つ。
使い方は、まずAI Suite IIの「USB Flashback wizard」で、BIOS更新用のUSBメモリーを作成するか、USBメモリーのルートにダウンロードしたBIOS更新ファイルを「F2A85VP.CAP」というファイル名で保存する。次にUSBメモリーをDVI-D端子の右側のUSB端子に取り付け、通電状態でSerial ATA端子付近のボタンを3秒間押すだけでBIOSを更新できる。