NECのA4ノートは最上位の「LaVie L」、価格が手ごろで売れ筋の「LaVie S」、初心者向けの「とことんサポートPC」のラインアップ。今シーズンはLaVie L全機種 、LaVie Sの最上位、とことんサポートPCがタッチ対応の液晶を搭載し、Windows 8が快適に使えるように工夫した。
LaVie L LL750/JS6G
人気の高性能A4ノートが
薄型のままタッチ対応液晶に
今シーズンのNECは、タッチ対応をはじめ、Windows 8を快適に使えるように工夫をしたモデルを数多く投入している。
「LaVie L LL750」は高性能なA4ノートだが、売れ筋モデルとして人気が高い。高性能なノートを手に入れて、末永く使いたいユーザーにお薦めだ。
本体は前シーズンにフルモデルチェンジしており、今シーズンは、Windows 8向けのタッチ液晶を採用したのが最大の進化点だ。フルモデルチェンジ時に液晶の変更を視野に入れていたので、ほとんどフォルムを変えていない。無理やりタッチ液晶を取り付けた感じがないのが立派だ。本体の厚みも同様だが、微妙に重量だけが増えている。液晶は、明るさ、画質ともに文句なしだ。A4ノートとしてはスリムな外観だが、実際にはさほど薄いわけではなく、デザイン的に薄く見せている。
タッチ対応液晶とともに注目したいのがNEC独自のマウス。Windows 8に対応しており、ホイールを左に動かすとチャームを表示し、右に動かすとアプリ一覧が現れる。マウスで操作したい人はかなり便利に使えるだろう。キーボードは表面を透明感のある光沢に仕上げたアイソレーションタイプで、かなり派手な印象だが、手が滑るようなことはない。19mmピッチのアルファベットキーに加え、4列のテンキーを採用しており、入力性も上々だ。
性能も若干ながら向上。CPUはCore i7-3610QMから同3630QMに変わっている。メモリーとハードディスクの容量は変更なしだが、そもそものスペックが高いので十分だ。ブルーレイも最新規格のBDXLに対応している。
興味深いのが、新たにThunderbolt端子を搭載したこと。既に、Macが採用している高速なインタフェースで、今後対応する周辺機器が増えることを期待したい。特に、手ごろな価格の外付けハードディスクが登場すればぜひ使いたいところだ。