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 Word 2013はPDFファイルの読み込みに対応(図1)。画像のレイアウト機能や、長い文書を楽に読むための機能も強化された。目を見張る大幅な機能強化ではないが、地味ながら着実に使い勝手は良くなった。

図1 PDFを直接読み込んで編集できるようになった点が目を引く。画像の配置が今までよりも格段に楽になったことや、長い文書を読むのに便利な「閲覧モード」なども注目だ
図1 PDFを直接読み込んで編集できるようになった点が目を引く。画像の配置が今までよりも格段に楽になったことや、長い文書を読むのに便利な「閲覧モード」なども注目だ
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 最も目を引くのは、PDFファイルを直接読み込めるようになったこと(図2)。WordやExcelで作ったPDFファイルで試したところ、読み込みに失敗することもなく、レイアウトもほぼ元通りに再現できた。

図2 Word 2013でようやくPDFの直接読み込みに対応した。現在は専用のフリーソフトなどを駆使する必要があるのに対し、Word 2013ではPDFファイルを直接開いて編集できる。従来通り、保存の際にもPDF形式を選べるので、ファイル形式を変換することなくPDFファイルの修正・保存が可能だ
図2 Word 2013でようやくPDFの直接読み込みに対応した。現在は専用のフリーソフトなどを駆使する必要があるのに対し、Word 2013ではPDFファイルを直接開いて編集できる。従来通り、保存の際にもPDF形式を選べるので、ファイル形式を変換することなくPDFファイルの修正・保存が可能だ
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 従来通り、PDF形式での保存もできるので、PDFの読み込みから書き出しまでWordだけで対応可能。現在はフリーソフトなどを使い、PDFをWordで取り扱えるファイル形式に変換してから読み込む必要があるが、Word 2013からはそうした手間から解放されそうだ。