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 主要メーカーからプリンター複合機の新モデルが出そろった。今年はセイコーエプソンとキヤノンが、数年ぶりに本体デザインを大幅に変えてきた。ブラザー工業もインクジェット製品のブランドを全面刷新して、新コンセプトの機種を投入してきた。

 各社とも画質や印刷速度といった基本性能がおおむね実用レベルに到達し、使い勝手の向上が続く中で、今年のトレンドは本体のコンパクト化やスリム化だ(図1)。エプソンは、製品の設計を全面的に見直して設置面積を一気に減らした。キヤノンとブラザーは、それぞれ高さや奥行きのスリム化を図った。性能や機能が同じなら、やはり場所を取らないほうがありがたい。

図1 底面積や高さを各機種それぞれ小型化した。カラリオEP-805Aは、両面印刷機能を内蔵したうえでコンパクト化。ピクサスMG6330は、スキャナーユニットを持ち上げずにインク交換を可能にした。プリビオネオDCP-J4210Nは、A4用紙を横向きに送る新技術で奥行きを大幅に縮めた
図1 底面積や高さを各機種それぞれ小型化した。カラリオEP-805Aは、両面印刷機能を内蔵したうえでコンパクト化。ピクサスMG6330は、スキャナーユニットを持ち上げずにインク交換を可能にした。プリビオネオDCP-J4210Nは、A4用紙を横向きに送る新技術で奥行きを大幅に縮めた
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 また、タッチパネル液晶の搭載モデルが増えた(図2)。スマートフォンと同様の直感的なメニュー操作が可能だ。すでに全面採用していた日本ヒューレット・パッカード(日本HP)とブラザーに続き、エプソンとキヤノンも主力機種に採用したことで一気にポピュラーになった。

図2 エプソンとキヤノンは、主力モデルにタッチパネル液晶を搭載。指を滑らすフリック操作を含め、スマホ画面のような直感的な操作を可能にした
図2 エプソンとキヤノンは、主力モデルにタッチパネル液晶を搭載。指を滑らすフリック操作を含め、スマホ画面のような直感的な操作を可能にした
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