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 年末商戦を控え、各メーカーからデジタルカメラの新製品が続々と登場した。デジタルカメラは、レンズ一体型のコンパクトタイプと、レンズ交換式のデジタル一眼に大きく分けられる。さらに、レンズや撮像素子の性能、操作性、価格などによって、もっと細かく分類できる。デジタルカメラの購入に当たっては、求める機能や本体サイズ、予算、使用者のスキルなどに応じて、適切なジャンルがどれなのかをまず見極めることが肝心だ。そのジャンルの製品の特徴やトレンドを頭に入れてから製品を比較検討し、自分に合った最適な一台を見つけよう。

 現在、デジタルカメラは以下の7ジャンルに大きく分類できる(図1)。2012年の秋に登場した製品のうち、レンズ一体型では、ズーム性能が高い「高倍率ズーム」と、レンズの描写力を重視した「高級コンパクト」の新製品が充実している。前者は、レンズのズーム倍率向上がトレンドで、1200mmという超望遠撮影が可能な製品が登場。後者は、デジタル一眼並みの撮影性能や操作性を小型ボディーに凝縮した機種が増えた。携帯性と性能を両立させたい人は注目のジャンルだ。

●最新デジタルカメラのジャンル分けと新製品の傾向
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図1 高画質、高性能、多機能な製品ほどボディーは大きくなる傾向がある。自分の使い方に合わせてジャンルを選ぼう
図1 高画質、高性能、多機能な製品ほどボディーは大きくなる傾向がある。自分の使い方に合わせてジャンルを選ぼう
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 レンズ交換式デジタル一眼では、昨今主流になった「ミラーレス一眼」と、大型の撮像素子を搭載して画質を重視した「フルサイズ一眼レフ」に新製品が多い。ミラーレス一眼は、ピント合わせの速度や暗所での画質が向上し、一眼レフとの差が縮まった。フルサイズ一眼レフは、従来よりも本体の小型軽量化や低価格化が図られ、入手しやすくなった。