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 携帯性を重視した7型タブレットに対し、9~10型のタブレットの長所は視認性。画面が大きく、Webページ上の細かい文字でも読みやすい。最近では高解像度の製品も増えつつあり、雑誌、新聞、コミックなどの電子コンテンツを読む用途にも向いている(図1)。幅は25cm前後、重さは600g前後。携帯性は悪くはないものの、電車の中など移動中に使うというよりはオフィスやリビングで座った状態で使う用途に向く。

【雑誌やコミックも読みやすい大型画面】
図1 7型と9.7型で画面の幅を比べたところ。9.7型であれば、雑誌やコミックといった絵と文字が混在したコンテンツでも読みやすい
図1 7型と9.7型で画面の幅を比べたところ。9.7型であれば、雑誌やコミックといった絵と文字が混在したコンテンツでも読みやすい
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 9~10型の中でも代表的製品といえばアップルの「iPad」。11月2日には、新型CPU「A6X」を搭載して処理性能を高めた「iPad Retinaディスプレイモデル」を発売した。2048×1536ドットと極めて解像度の高い液晶を搭載している。

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iPadより表示が高精細

 高い人気を維持してきたiPadに対する有力な対抗軸がグーグルの「Nexus 10」。10型画面の解像度は2560×1600ドットで、300ピクセル/インチ(ppi)は、iPad Retinaディスプレイモデルの264ppiよりも高い。価格は3万6800円と高解像度液晶を搭載した製品の中では格段に安い。

 iPadとNexus 10の両機種とも目視ではほとんどドット(画素)が見えないレベル。いずれの機種もWebや電子書籍を見るのに向いている。

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