液晶が回転したり、スライドしたりして、タブレット形状になるノートパソコンはいくつかある。「TAICHI21- CW009H」もその一種だ。ユニークなのは、11.6型の液晶ディスプレイを両面に搭載していること。ディスプレイを開いて使えばノートパソコン、閉じればそのままWindows 8タブレットとして利用できる。スライドしたり、画面を裏返したりといった操作ではなく、閉じるだけでタブレットに変形できるのは便利だ。
タブレットとして使う側のディスプレイはタッチパネル式を採用。ノートパソコン側のディスプレイはタッチには非対応だ。液晶の解像度はいずれも1920×1080ドットと高精細で、IPS方式を採用しているため、左右の視野角は178度と広い。タブレットとして使う場合は、付属の電磁誘導式ペンでも操作できる。
ノートとタブレットの画面の切り替えは、専用アプリからも可能だ。2つの液晶に同じ画面を表示する「ミラーモード」や、異なる画面を映し出す「デュアルスクリーンモード」も備える。ただ、表裏になった画面を同時に使う機会はそうはないだろう。

