手持ちのハードディスク(HDD)の空き容量が少なくなったり、内蔵HDDをバックアップするなら、低価格な大容量ストレージ「外付けHDD」を導入したい。今買うなら容量2テラバイトが断然お得。2011年末はタイの洪水被害の余波でHDDなどストレージ製品は値段が上がった。その後、価格は下がってきており、2012年の年末は前年の最安値を割り込んできている。外付けHDD購入は狙い目だ(図1、図2)。
【外付けハードディスクの容量は2テラで決まり】
図1 USB3.0接続に対応する容量2テラの外付けHDD。データ処理やファイルコピーを高速化する機能や、一定時間使わないときにHDDの回転を停止する省エネ機能を備える
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図2 上の表は外付けHDDの平均価格の推移をまとめたもの(BCN調べ)。1~2テラモデルは2012年2月から価格低下が続いており、1テラと2テラの価格差が縮まった。今購入するなら2テラのモデルがよい
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「HD-LB2.0TU3-BKC」は、USB3.0接続対応で容量2テラの外付けHDD[注1]。価格は1万円台前半と割安感があるうえに(1テラモデルは実売1万円前後)、ネットの口コミでも定評がある。最近は外付けHDDを直接接続して番組を録画できるテレビやレコーダーが増えているが、同製品もそれらの録画用HDDとして活用できる(図3、図4)。
[注1]USB3.0接続は、パソコン側も3.0に対応している必要がある
【テレビやレコーダーの録画にも使える】
図3 対応するテレビやレコーダーと直接接続して、番組を録画・再生することができる[注2]。ビデオカメラやPS3と接続してデータをバックアップしたり、HDDに保存してある映像・音楽を再生したりすることも可能だ
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[注2]対応製品はメーカーのホームページで確認。HDDを録画テレビに登録した場合、パソコンやその他のテレビでは使えない。後からパソコンと接続しても認識されなかったり、フォーマットを求められたりする
【USB3.0対応で転送速度は速い】
図4 USB3.0の接続に対応し、最大5Gbps(理論値)のデータ転送をサポート。テストではUSB2.0接続の約4.3倍もの速度となった[注3]
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[注3]CPUコアi7(2.8GHz)、8GBメモリーのノートパソコンで「クリスタルディスクマークv3.0.2c」を使用して測定。シーケンシャルリード時の速度を比較した