PR

「Foto-Mosaik-Edda」(Steffen Schirmer 氏)

アートや広告ポスターにある「モザイク画像」を自作したい…

 アートなどのポスターで、遠目から見ると、例えばモナリザに見えるデザインがある。近寄っていくと、それが大量の小さい名画の写真がモザイク状に並んでできていて驚くことがある。福祉やエコなどのポスターで、やはり全体は大きな絵柄で一見フツウの写真に見えるが、よく見るとそのひとつひとつが、寄付をした人の顔写真で構成されているとか、そういった「写真をタイルのように並べて大きな1枚の絵柄にする」という手法はよくある。遠目と、近寄ったときの見た目の違いに驚きがあって、なかなか効果的である。

 こうした「モザイク画像」(「モザイク写真」とも呼ばれる)を自作して遊べたら、ちょっとした制作物、ブログやSNS向けに、あるいは仲間内でのお楽しみ用の目的で、公開したり友だちにあげたりするなど、いろいろ使い道がありそう。うまく作る「計算」は、やはりPCの分野である。大量の写真から色の似た絵柄を選び出して手で並べて作るのは、とてつもなく気の遠くなる作業だし、まあ困難に等しい。そこを便利なPCソフトを使えば、それこそちょっとした手間と時間でできてしまう、みたいな。

 そんな感じで、「モザイク画像」を自作できたらなぁ、と思っていたところ、Web散策の途上で、簡単に作れるソフトを発見し、ちょっとうれしい筆者である。というわけで、今回紹介するのは、モザイク画像を簡単に作れる「Foto-Mosaik-Edda」というソフト。英語サイトでの提供だが、言語を選ぶことで、日本語利用が可能になる。

 使い方は簡単。パーツに使うたくさんの写真を集め、それらをフォルダーに入れておく。画像の種類を統一しなくていいなら、画像ファイルを貯めてあるデジカメフォルダーやマイピクチャなどを指定してもよい。ただし、手持ちの画像がほとんどないのなら「Flickr」の写真をランダムに引っ張ってくるオプションがあるのもうれしい。

 手順としては、まず、全体の絵柄を形作る写真を1枚選ぶ。画像フォルダーの読み込みと、絵柄写真を指定した後の画像形成にはある程度時間がかかる。そのあたりは、読み込む画像のサイズや枚数や書き出す画像のサイズなど、処理するファイルのサイズとPCのスペックに依存する。まあ、時間がかかるときは、そのまま処理をさせといて、PCを離れてほかのことをしていればよい。

 いくつかモザイク画像を作ってみたら、なかなか見栄えもよく楽しい。印刷して飾ったり、友だちに送ってみたり、SNSなどで共有してみたりするのがおすすめ。ただし、自分のものでない写真を使う際には著作権に注意が必要。そのあたりは了承を得るなどの対応をすること。

 あと、このソフトは、無料で使える「Standard」版のほかに、29.9ユーロで使える「Professional」版がある。違いはこのページにある通り、無料版では使えるモザイクのタイプが、「Classic Style」のみとなる(後述)。必要に応じて「Professional」版を利用する手もある。Paypal対応ゆえ、日本からの支払いも容易だ。

 そんな感じで、よく広告ポスターなどの手法に使われる「モザイク画像」を手軽に作れる「Foto-Mosaik-Edda」を、ダウンロード/インストールして使ってみよう。