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 Office 2013の変更点で、最も使い勝手が変わるのはファイルの保存でしょう。作成したファイルは、「SkyDrive」に直接保存するのが標準になりました(図1)。こうした「クラウド」の活用は、自宅や職場にある複数のパソコンなどで文書を編集できるメリットがあります。

図1 Office 2013では、ファイルの保存画面から文書をSkyDriveに直接保存できる。自宅や職場のパソコン、持ち歩き用のパソコンなど、様々な機器で同じ文書を編集できる。[注1]
図1 Office 2013では、ファイルの保存画面から文書をSkyDriveに直接保存できる。自宅や職場のパソコン、持ち歩き用のパソコンなど、様々な機器で同じ文書を編集できる。[注1]

[注1]ネットにつながっていなくても、パソコン内のコピーを使って開けることがあります。ただ、最新の状態になっていないことがあります。

 「これまでも文書をSkyDriveに保存していた」という人もいるでしょう。でも、これまでは、文書を一時的にパソコンに保存し、その後Internet Explorerなどのブラウザー経由でSkyDriveに保存しなければならず、面倒でした(図A)[注2]。2013は「マイドキュメント」に保存するのと同じ要領で、SkyDriveに保存できます(図2、図3)。もちろん、パソコンに保存することもできるので安心してください。

[注2]Office 2010では、専用のツールを追加することで、WordやExcelの画面から直接SkyDriveに文書を保存できます。ただし、SkyDrive上の文書をWordやExcelから直接開くことはできません。

これまでは……ブラウザー経由での保存は面倒だった
図A ブラウザーを起動してSkyDriveのホームページを開く。ここでIDやパスワードを入力してログインすると、自分のSkyDriveの画面が開く。その後、文書を選んで保存する。
図A ブラウザーを起動してSkyDriveのホームページを開く。ここでIDやパスワードを入力してログインすると、自分のSkyDriveの画面が開く。その後、文書を選んで保存する。
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【POINT】アカウントに自動ログイン

一度ログインすれば、2回目以降はソフトの起動時に自動的にログインしてくれます。これで、SkyDriveにファイルを保存したり、パソコンでファイルを開いたりできます。

【パソコンへの保存と同じ要領で文書をSkyDriveに保存】
図2 Word 2013の保存画面。「名前を付けて保存」(1)→「~さんのSkyDrive」(2)→フォルダー名と順にクリックする(3)。
図2 Word 2013の保存画面。「名前を付けて保存」(1)→「~さんのSkyDrive」(2)→フォルダー名と順にクリックする(3)。
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図3 ファイルの名前を付け(1)、「保存」をクリック(2)。これで文書がSkyDriveに保存される。
図3 ファイルの名前を付け(1)、「保存」をクリック(2)。これで文書がSkyDriveに保存される。
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