GA-990FXA-UD5(rev. 3.0)(AMD 990FX)(Socket AM3+)
メーカー:GIGABYTE TECHNOLOGY
問い合わせ先:CFD販売
実勢価格:1万9000円
※SPEC欄の「CPUクロック」「CPUコア電圧」は、BIOSで調整できる範囲です。これらの値は搭載するCPUによって変わります。
注目
◆定番製品だった「GA-990FXA-UD5」のマイナーチェンジモデル、UEFI BIOSを採用
◆オーバークロックやネットワークなどのユーティリティーソフトが付属
◆PCI Express x16スロットを5本装備、x1スロットやPCIスロットも搭載する
2011年5月に発表された「GA-990FXA-UD5」のマイナーチェンジ製品。大きく異なるのは、BIOSがUEFIに対応した点。従来の質素なテキスト画面から、グラフィカルな画面に変わった。また、キーボード以外にマウスでも操作できるようになった。設定項目や画面配置は従来のテキスト表示のBIOSに準拠しており、従来のBIOSに慣れた人でも違和感無く操作できる。ただし、同社のIntel系製品で見られる、マザーボードのイラストから設定項目を視覚的に選べる「3D BIOS」といった、同社製品ならではの設定画面が無いのは残念だ。
UEFIに対応することによって、大容量HDDを取り付けたときの利便性が向上した。従来製品でも「3TB+ Unlocker」というユーティリティーを使えば、3TB HDDを起動ドライブとして使えたが、ユーティリティーの設定やBIOSの設定変更などが必要で面倒だった。UEFIに対応することにより、その手間が無くなり利便性は高まった。
基板デザインは従来製品とほぼ同じ。ただし、搭載チップが一部異なる。ネットワークチップが「RTL8111E」(Realtek)から「RTL8111F」(同)に変わり、I/Oコントローラーチップは「IT8720」(ITE Tech)から、「ITE8728」(同)に変更された。EUのErP(Energy related Products)に定められた待機電力の新基準に対応するためとのこと。性能や実用上の違いはほとんど無い。
従来製品との違いは、UEFIに対応したBIOS程度。対応CPUも同じで、従来製品を使っているユーザーが買い替えるメリットはほとんど無い。だが、装備の割には購入しやすい価格なので、Socket AM3+のCPUで新規にPCを組むには良いマザーボードだ。