インターネットを利用していると、メールアドレスの登録を求められることが多い。オンラインショッピング、アンケートの回答、会員登録などでは、最低でも名前とメールアドレスの登録が要求される。
もちろん、正確な情報を入力して利用するのが本筋。とはいえ、中にはちょっと怪しいサービスや、できればメールアドレスは送信したくないサービスもある。そうしたサービスで自身の本当のメールアドレスを登録したところ、あっという間に迷惑メールが山のように届いてしまったら困るだろう。また、怪しくはなくても、ちょっと試すだけで、メールアドレスは知られたくないケースもあるだろう。
こんなとき便利なのが「使い捨てメール」だ。これは、一時的なメールアドレスを生成し、一定時間だけ利用できるサービスだ。メールアドレスが有効な間は、そのメールアドレス宛に送られてきたメールを受信できる。また、多くのサービスでは、受信したメールに返信することも可能だ。「使い捨てメール」には、国内・海外を含めていろいろなサービスがあるので、今回は、実際に操作して問題なく利用できたものを、いくつか紹介しよう。
使い捨てメールサービスのタイプは2つ
使い捨てメールサービスには、大きく2つのタイプがある。1つは、一時的なメールアドレスを生成し、そのアドレス宛に送られたメールをWebブラウザーで受信・表示するタイプだ。基本的な使い方は、GmailなどのWebメールと同じである。
ただし、ほとんどの場合、できるのはメール受信と受信メールへの返信だけで、新規メールの送信はできない。また、ファイル添付ができるかどうかは、サービスによって異なる。
もう1つのタイプは、一時的なメールアドレスを生成し、そのメールアドレス宛のメールを、リアルのメールアドレスに転送するタイプだ。こちらのタイプは、いつも使っているメールソフトがそのまま使える。相手には生成された一時的なメールアドレスしか分からない。相手にリアルのメールアドレスを知られることなく、メールを受信できる。
以下では、前者の例としてクイックメール、後者の例としてMelt Mailを紹介しよう。また、利用できるサービスの一覧も掲載した。