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 NECの2013年春のラインアップは、継続販売を含めて全11機種22モデル。ラインアップの数は多いが、新たに追加されたのは15.6型液晶を搭載した大型Ultrabook「LaVie X」シリーズの廉価版の1モデルのみだ。2012年の秋冬モデルでは、OSにWindows RTを採用した「LaVie Y」シリーズなど新機種の投入もあったが、今回は大半がCPUの強化やメモリーを高速タイプに置き換えた程度で、小規模の変更にとどまる。中には、液晶一体型デスクトップの「VALUESTAR W」シリーズのように、ハードウエアの仕様は前モデルのままで、付属ソフトのみを変更したモデルもある。

 今回の新製品の最大の目玉は、最新版のOfficeがプリインストールされたこと。継続販売となる「とことんサポートPC」シリーズは、1世代前の製品となるOffice 2010のままだが、「無償アップグレード プログラム」(4月30日までにライセンス認証が必要)対象となっているため、どのモデルを購入しても最新Officeを利用できる。

 また前回は、主力の「LaVie L」と「同S」にタッチパネル液晶を投入し、タッチ操作を強く訴求したが、今回の新製品で店頭モデルでのタッチ対応機は継続販売の「Y」シリーズと、「とことんサポートPC」シリーズだけに縮小している。タッチ操作を望んでいたユーザーにとっては少々寂しい。こうした状況について同社では、「Windows 8においてタッチパネルがベストなUIであるという考えは変わらない。あくまでタッチパネル液晶の供給不足による措置」としている。

●TVチューナー付きは直販のみ
図1 LaVie Lをベースとした直販モデル「LaVie G タイプL ワイヤレスTVモデル」。店頭モデルからなくなったTVチューナーユニットが付属する
図1 LaVie Lをベースとした直販モデル「LaVie G タイプL ワイヤレスTVモデル」。店頭モデルからなくなったTVチューナーユニットが付属する

 結果的にタッチ対応機がなくなったLaVie Lと同Sシリーズでは、モデル数も見直された。LaVie Lでは店頭モデルからテレビ対応(ワイヤレスTVデジタル付属)モデルがなくなり、直販サイト「NEC Direct」専売に変更。LシリーズはLL750/LS6の1モデルだけになった。同Sシリーズでも、タッチ操作対応の上位モデルがなくなった分、実勢価格が約10万円から約14万円とシリーズ全体の価格帯が下がっている。

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