タッチ操作に対応したWindows 8の登場以来、タブレットやタッチ液晶搭載ノートPC、さらにタブレットとノートPCの両者の機能を持つ変形型パソコンなど、タッチ対応の製品が数多く出そろってきている。今回紹介する「ThinkPad Helix」は変形型パソコンの一つで、液晶とキーボードが分離する「分離型」の製品である。
製品は単独でタブレットとしても機能する“本体”と、インタフェースやバッテリーも備えた“キーボードドック”から構成されている。ドッキング状態ではキーボードによる入力操作ができ、分離すればタブレットとして軽快に使える。
画面は11.6型のフルHDで、タッチ操作のほか、デジタイザーペンによる操作にも対応する。タブレット時の厚さは11.6mm、重さは最小構成で785g。CPUは超低電圧版のCore i7もしくはi5を搭載し、スリムな分離型ながら基本性能が高いことも大きな特徴としている。
ThinkPad Helixの主な仕様
CPU | Core i7-3667U(2GHz) |
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メモリー | 8GB |
SSD | 256GB |
ディスプレイ | 11.6型液晶(1920×1080ドット) |
OS | Windows 8 Pro(64bit) |
バッテリー駆動時間 | 7~8時間(本体のみ) 10時間(キーボードドック装着時) |
サイズ | 幅296.1×奥行き187.3×高さ11.6mm(本体のみ) 幅296.1×奥行き226×高さ20.4mm(キーボードドック装着時) |
重さ | 835g(本体のみ) 1.66kg(キーボードドック装着時) |
今回はCore i7-3667U搭載、デジタイザーペンに対応した上位構成のモデルを試用しつつ、使い勝手をチェックする。そして、以下の疑問も解消していきたい。
ThinkPad Helixを使う前の疑問
疑問1 液晶とキーボードが分離するスタイルの利点は?
疑問2 Core i7のような強力なCPUをタブレットに載せられるの?
疑問3 タッチができるのにデジタイザーペンは必要?