ソフトバンクモバイルは2013年5月7日、夏商戦向けの新商品発表会を開催した。この日に発表されたスマートフォンは5機種(ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクの1機種を含む)。これに、4月23日に発表済みのシニア向けスマートフォン「シンプルスマホ 204SH」を含めた計6機種が、夏モデルとして順次発売される。
今夏のフラッグシップに位置づけられるのは、シャープ製の「AQUOS PHONE Xx 206SH」と、富士通モバイルコミュニケーションズ製の「ARROWS A 202F」だ。いずれも5型のフルHDディスプレイを搭載し、フルセグに対応。1.7GHzのクアッドコアCPUを採用しつつ、3000mAhを超える大容量バッテリーを搭載し、標準的な使い方であれば、2日以上使い続けられることもセールスポイントに掲げている。スペックやパフォーマンスを重視する人は、選択肢は、この2機種に絞られるだろう。
ハイスペックながら、心地よく操作できるAQUOS PHONE Xx 206SH
AQUOS PHONE Xx 206SHは、5型のフルHDディスプレイを搭載しているが、背面が丸みを帯びたラウンドフォルムを採用している。このため、手にした印象はさほどゴツくは感じない。前モデルの203SHでは、HD画質のIGZOディスプレイを採用していたが、今回の206SHはS-CG Silicon液晶システムを採用。バックライトの消費電力を抑えるなど、省エネ性能を有しており、加えて3080mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池持ちの心配はなさそうだ。
ロック画面、ホーム画面などのユーザーインタフェースには、シャープ独自の「Feel UX」が採用されている。従来のAQOUS PHONEシリーズと同じように、ホーム画面は、アプリ・ウィジェット・ショートカットのタブを選択し、それぞれを縦スクロールで閲覧できる「3ラインホーム」が搭載されている。ただし、タッチする指の動きに合わせて、アイコンが傾いたり、アイコンを削除するとフェイドアウトして消えたりするなど、直感的かつ楽しく操作できるように改良が加えられていた。