NTTドコモが「2013夏モデル 新製品・新サービス発表会」を2013年5月15日に開催した。夏商戦向けに発売されるスマホは全10機種で、タブレットは1機種。昨年の夏モデルは、スマホ16機種を含む全19機種だったので、大幅にラインナップを絞り込んだといえよう。
新モデルのプレゼンテーションを行った加藤薫社長は、韓国サムスン電子製の「GALAXY S4 SC-04E」とソニーモバイルコミュニケーションズ製の「Xperia A SO-04E」を「ドコモのツートップ」と紹介。通常よりも購入しやすい特別価格で販売することも発表された。この2機種を、いわば特別扱いにすることについて、「お客様が選びやすいように、特長のあるモデルを選んだ」と説明。どちらもグローバルで人気が高いブランドで、 GALAXY S4はパフォーマンス、 Xperia Aはユーザビリティに優れたモデルだ。着実なヒットを記録すると予測される。
今年の夏モデルは、全機種がクアッドコアCPUを採用し、2000mAh以上のバッテリーを搭載するなど、スペックの底上げが図られている。それぞれの機種が、大画面化を図ると同時に狭額縁設計を採用し、持ちやすいサイズ感にも留意されている。必要な機能を備えていれば、どの機種を選んでも後悔することはないだろう。AndroidのOSは、Xperia Aが4.1で、他の9機種はすべて4.2。Xperia Aも8月~9月に4.2へのアップデートに対応することが予告されている。
筆者が個人的に引かれたのは、5型級のフルHDディスプレイを搭載した3モデル「GALAXY S4」「AQOUS PHONE ZETA」「ARROWS NX F-06E」だ。春モデルとして発売されたソニーモバイルの「Xperia Z SO-02E」が大ヒットしたことからも明らかなように、スマホのトレンドは「大画面・高画質」に進んでいる。買い替え層はもちろん、Web、地図、写真、動画などを「見る」利用が多い人は、この“3強”モデルを主軸に、検討することをおすすめしたい。