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(※本特集の価格は3月26日時点の実勢価格)

 スリムなコンパクト機といえば、4~5倍前後のズームレンズを搭載し、薄型ボディーと洗練されたデザインをまとったモデルというのが、1~2年ほど前の常識だった。しかし現在は、それらの特徴を受け継ぎながら、ズーム性能を10倍前後にまで高めたスリム10倍ズーム機というのが、売れ筋になっている。5倍ズームと10倍ズームを比較すると、撮影できる写真の変化の大きさは想像以上に大きい。主題にしたい被写体を画面いっぱいに収めやすく、印象的でメリハリのある写真が得られる。Wi-Fiなどの付加機能を搭載する機種も増え、古いモデルからの買い替えや買い増しでも満足感が高い。

 スリム10倍ズーム機とほとんど変わらないサイズで20倍ズームレンズを搭載した製品も現れ、今後はズーム倍率がより高まる可能性もある。

5倍ズーム機と比べてもズーム性能は段違い

 かつて標準的だった5倍ズームレンズを搭載したスリムコンパクト機と比べ、10倍ズーム機ならば同じ位置から狙った被写体を約2倍の大きさで写せる(図1~図3)。5倍ズームではどこか物足りない……と感じてしまうシーンでも、迫力のある写真が撮れる。

図1 広角端で撮影すれば、室内の様子を広く写せる。光学ズームがないスマートフォンなども、このような感じに仕上がる
図1 広角端で撮影すれば、室内の様子を広く写せる。光学ズームがないスマートフォンなども、このような感じに仕上がる

図2 5倍ズーム機でズームを望遠端にして撮影した。広角端では分かりにくい表情もキャッチできている
図2 5倍ズーム機でズームを望遠端にして撮影した。広角端では分かりにくい表情もキャッチできている

図3 10倍ズーム機の望遠端ならば、1人の子どもをアップで写せる。左の写真と比べると、5倍ズームと10倍ズームの差が実感できる
図3 10倍ズーム機の望遠端ならば、1人の子どもをアップで写せる。左の写真と比べると、5倍ズームと10倍ズームの差が実感できる