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【デジタルカメラ】ズーム倍率と高感度に注目

 パソコンの進化に劣らず、ここ数年の周辺機器の進化も目覚ましい。このパートでは、デジタルカメラ、プリンター、ビデオカメラ、無線LANルーター、液晶ディスプレイの5ジャンルを取り上げ、買い替えのポイントを探っていく。

 デジタルカメラの中でも、コンパクトカメラの機能・性能はこの4年で大きく伸びたといえる。ズーム倍率と感度の向上が2大ポイントだ(図1)。

●デジタルカメラ買い替えの着目ポイント
図1
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 キヤノンの製品を例に、4年前の売れ筋モデル「IXY DIGITAL 510 IS」と最新モデル「IXY 610F」を比較してみよう(図2)。

【コンパクト機】ズーム性能が大幅にアップ
図2 2009年に発売されたキヤノンの人気モデルと、2013年に発売されたモデルを比較した。画素数に変化はないが、撮像素子は暗所での撮影に強い裏面照射型のCMOSセンサーを搭載。ズーム倍率も上がり、今やスタンダードな製品でも光学10倍ズームは当たり前だ。ISO感度も上がり、暗所での撮影にも強い
図2 2009年に発売されたキヤノンの人気モデルと、2013年に発売されたモデルを比較した。画素数に変化はないが、撮像素子は暗所での撮影に強い裏面照射型のCMOSセンサーを搭載。ズーム倍率も上がり、今やスタンダードな製品でも光学10倍ズームは当たり前だ。ISO感度も上がり、暗所での撮影にも強い
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 4年前の製品では光学ズームは4倍だ。しかし、現在の製品では光学10倍ズームと大幅に機能アップしている。運動会など、遠くの被写体を写すときに非常に有利だ。最高感度はISO 1600から同6400までアップし、夜景や室内など光量不足になりがちなシーンでも楽々撮影できるようになった。

 性能アップにもかかわらず、最新モデルの発売時の価格は3万円弱と、4年前のモデルより1万円以上安く購入できる。こうした傾向は、他社のコンパクト機にも当てはまる。