【デジタルカメラ】ズーム倍率と高感度に注目
パソコンの進化に劣らず、ここ数年の周辺機器の進化も目覚ましい。このパートでは、デジタルカメラ、プリンター、ビデオカメラ、無線LANルーター、液晶ディスプレイの5ジャンルを取り上げ、買い替えのポイントを探っていく。
デジタルカメラの中でも、コンパクトカメラの機能・性能はこの4年で大きく伸びたといえる。ズーム倍率と感度の向上が2大ポイントだ(図1)。
キヤノンの製品を例に、4年前の売れ筋モデル「IXY DIGITAL 510 IS」と最新モデル「IXY 610F」を比較してみよう(図2)。
4年前の製品では光学ズームは4倍だ。しかし、現在の製品では光学10倍ズームと大幅に機能アップしている。運動会など、遠くの被写体を写すときに非常に有利だ。最高感度はISO 1600から同6400までアップし、夜景や室内など光量不足になりがちなシーンでも楽々撮影できるようになった。
性能アップにもかかわらず、最新モデルの発売時の価格は3万円弱と、4年前のモデルより1万円以上安く購入できる。こうした傾向は、他社のコンパクト機にも当てはまる。