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本当に「安かろう悪かろう」なのか?

 100円ショップのイヤホンと言えば、かつては、インナーイヤー型(開放型イヤホン)やポケットラジオ用モノラルイヤホン(片耳型イヤホン)などが主流だった。しかし近年、スマートフォンで音楽を聴く人が増えたことから、100円ショップのイヤホンコーナーに変化が起きている。カナル型(耳栓型イヤホン)や耳掛け式、オーバーヘッド型など、さまざまなタイプのイヤホンが販売されるようになったのだ。そこで今回の 「スマホアクセサリー」調査団は、100円ショップのイヤホンがどこまで通用するのか、本気で調査してみたいと思う。

 音楽の再生環境はiPhone 5で、「ミュージック」アプリを使って、さまざまなジャンルの楽曲を聴いてみることにした。筆者が現在愛用しているイヤホンは、ビクターの「HA-FX700」とロジクールの「UE200VM」の2つで、音楽を聴くシーンに合わせて使い分けている。個人的には、音の輪郭がくっきりと聴こえ、高域がよく聴き取れるようなイヤホンが好みだ。

 まずは、カナル型イヤホンとしてピックアップした、キャンドゥの「イヤホン カナル型 ブルー」とSeriaの「密閉型ステレオイヤホン メタリックカラー」を調査してみる。

 キャンドゥのイヤホンは、コードの長さが約1.1mで、ストレート型のステレオミニプラグを備えている。まず、イヤーピースに「L」と「R」の文字が表示されていないため、左右が分からない点に困惑してしまった。音の印象としては、高域から低域までバランスよく聴こえる半面、「スピーカー部分を布の袋に包んで再生した音」と表現できるほど、音がモコモコしている点が気になった。恐らく、これが100円イヤホンの限界なのだろう。

キャンドゥの「イヤホン カナル型 ブルー」。見た目はとてもオシャレだが、音が全体的にこもって聞こえる点が気になった。
キャンドゥの「イヤホン カナル型 ブルー」。見た目はとてもオシャレだが、音が全体的にこもって聞こえる点が気になった。
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 Seriaのイヤホンは、長さ約1.0mのコードに、L字型のステレオミニプラグを備えたモデルだ。音の印象としては、低域が非常に弱いものの、音に広がりがある点が良かった。例えば、ロック/ポップスであればハイハットで「チッ、チッ、チッ」とリズムを刻む細かい様子まで聴こえる。テクノ/ハウスであれば、左右に大きく広がるデジタル音もきれいに分かる。ただし、こちらも中域がモコモコとしているため、音が安っぽく聴こえる印象は否めない。

Seriaの「密閉型ステレオイヤホン メタリックカラー」。見た目は、メーカー製のイヤホンにそっくりだ。キャンドゥに比べて、音の輪郭がくっきりと聞こえた。
Seriaの「密閉型ステレオイヤホン メタリックカラー」。見た目は、メーカー製のイヤホンにそっくりだ。キャンドゥに比べて、音の輪郭がくっきりと聞こえた。
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