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 前回は西暦2150年までの祝日を求めるワークシートを作成しました。142年分の祝日や振替休日などを計算できました。ですが実務でどう応用すればよいのか悩んでいる方も多いと思います。

 ちょうどいいサンプルがありました。本誌連載講座「作って覚えるExcel」の2009年3月23日号で完成した卓上カレンダーです。祝日の表示や予定の書き込み、奇数/偶数月の色分けなどができる実用的なものです。前回のシートをこれに組み込んでみましょう。

 連載講座では4週間分の表示でしたが、行をコピーして5週間分を表示できるようにしました(図1)。また、カレンダーの右側にスクロールバーを設置して、これで表示する年月を変更する仕様にしました。元はスピンボタンで1週間ずつ変更していましたが、スクロールバーの「つまみ」をドラッグすれば年単位に大きく動かすのは楽です。

図1 西暦2150年までの祝日が表示され、予定を入力できる卓上カレンダー。右端にあるスクロールバーでスクロールする。月をまたいだ表示もできる
図1 西暦2150年までの祝日が表示され、予定を入力できる卓上カレンダー。右端にあるスクロールバーでスクロールする。月をまたいだ表示もできる
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 スクロールバーの上下にある矢印部分をクリックするとカレンダーが1週間変化します。スクロールバーシャフト(つまみと矢印の間の部分)をクリックすると4週間変化します。約1カ月分です。

 紙の卓上カレンダーよりもいいのは、月をまたいだ状態のカレンダーを表示できることです。条件付き書式機能を使って月の変わり目でカレンダーの色が変わるようになっています。

シートの差し替えで完了

 連載講座で作成したファイルは別シートに祝日一覧がありました。これを前回の森本家で作成した2150年までの祝日一覧に差し替えました(図2)。B列とC列は前回作成したシートとは入れ替えてあります。

図2 祝日の一覧。現在の規定が続くと仮定して、2150年まで求めた。敬老の日と秋分の日の間に現れる国民の休日や振替休日も自動的に計算している
図2 祝日の一覧。現在の規定が続くと仮定して、2150年まで求めた。敬老の日と秋分の日の間に現れる国民の休日や振替休日も自動的に計算している
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 VLOOKUP関数を使って祝日の日付から祝日の名前を表引きしています。そのためにB列とC列のデータ部分には「祝日と名称」、B列のデータ部分には「祝日」という名前を付けてあります。いずれも連載講座のシートに付けてあった名前と同じです。たったこれだけの作業で、講座ファイルが2150年までの祝日対応になります。予定はカレンダー画面ではなく「予定」という別シートに書き込んでください。該当する日付の部分に書き込んでおけば、カレンダー画面と連動します。

 ただし、実務上142年分のもの予定表が役立つかどうかは疑問も残ります。ファイル容量は約6MBにも達し、操作によってはExcelの再計算が始まるとかなり待たされます。そこで予定表を2020年までに限定したファイルもダウンロードできるようにしました。これなら容量も小さく、きびきびと動きます。

 図1の例では西暦2015年の9月にある5連休に「宇宙旅行」と入力してみました。果たしてそのころになれば宇宙旅行が簡単にできるものでしょうか。

 なお、祝日は日本の法律で規定されているものです。その法律は頻繁に改正されます。作成したワークシートは2009年4月時点の法律に従ったものであり、将来は変更される可能性もあるので、ご了承ください。また秋分の日と春分の日は天体現象の変動によって変わる可能性があります。

サンプルファイルの公開は終了しました。