著名な人物や場所は「ナレッジグラフ」で
著名人の名前や有名な観光地、山や河川などをキーワードにしてGoogle検索を実行すると、検索結果の右側に特別な表示が現れることがある。検索対象に関する情報がまとまった「ナレッジグラフ」だ。特定の人やモノについて、整理された情報が見たいときに便利だ。
例えば「夏目漱石」で検索してみよう。本人の写真や、「Wikipedia」に書かれている解説、略歴が並ぶ。著書の表紙まで表示される(図12)。
この表示の背後には、グーグルがWebページの自動解析によって作り上げたデータベースがある。Webページからモノとモノとの関係を導き出し、それらを知識として蓄積しているのだ。例えば夏目漱石が作家であること、著書に「こころ」や「吾輩は猫である」があること、などがデータベース化されている。
Google検索に一問一答式の問いを投げかけると答えそのものが返ってくる場合があり、これもナレッジグラフの技術の応用だ。例えば「東京スカイツリーの高さは」と問えば、「634m」という答えが検索結果の最上部に表示される(図13)。